『ちむどんどん』新設定に役者混乱も…「社内表彰」報道で視聴者ア然
#ちむどんどん
「新設定」めぐって出演者や視聴者に混乱
22日の放送では、暢子の下宿先があった居酒屋「あまゆ」での会話の中で三郎(片岡鶴太郎)と多江(長野里美)夫妻に子どもが複数人いたことが初めて発覚。視聴者から「マジで初耳」「三郎さんに子どもいたのは衝撃」などと驚きの声が多数上がった。
同日、多江を演じる女優の長野里美は自身のTwitterで「そうなのです。平良三郎と多江夫妻には子供がいたんです。それも複数…。たぶん皆仕事や結婚で家から出ています。三郎さん自身、このシーンが終わった後、『うちに子供がいたんだね!』と驚いていました…」と綴り、演じる役者自身も「初耳」だったという裏話を披露した。
ところが、この投稿は程なく削除。改めて「そうなのです。平良家には子供がいました。突然出て来た話なので、驚く方もいたのでは。もちろん私達は最初に知らされていました。初めて出て来た話だったので、スタジオでは『いたんだね!』なんて冗談を言ってましたけど」と投稿されたが、子どもがいた設定を演者が知っていたか否かの事実関係が完全に異なっており、ファンを困惑させた。
現在は再投稿したツイートも消されており、演出やストーリー展開をめぐって出演者まで混乱している様子がうかがえる。
朝ドラ史上でもまれに見るカオスな状況を生み出している今作だが、数日前に「制作チームが社内表彰された」と伝えられて視聴者を別の意味で驚かせた。これだけ猛批判があっても社内評価が高いとなれば、NHKと世間の感覚のズレは絶望的だ。
実際、NHK内での高評価にツッコミを入れる報道もあった。だが、制作チームに贈られたのは「デジタルセンター長特賞」という賞で、QRコードを画面に表示するなどして「番組視聴アプリ『NHKプラス』の利用者増加に貢献した」という理由だった。
表彰と作品に対する評価は別という見方があり、局内でも世間の批判を重く受け止めているとして「NHKの前田晃伸会長があまりの不評ぶりに激怒している」といった情報も流れている。
いずれにしても、朝ドラでこれほどバッシングされた作品は過去に例がなく、下手すれば黒島の「黒歴史」になりかねない。最終回まで残り約1カ月、ここからまさかの大逆転で名作となるのか、このまま大失敗作として終わってしまうのか注目したい。
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