『ちむどんどん』酷評祭りで黒島結菜もイメージダウン…現場での“本当の評判”は
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“朝ドラ史上最低”のそしりを受けている、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』。週刊誌やスポーツ紙はこぞって『ちむどんどん』のヤバさを伝え、ネットを賑わせているが、その大きなきっかけとなったのは、8月12日放送の黒島結菜が演じるヒロイン・比嘉暢子と、宮沢氷魚演じる青柳和彦の結婚披露宴回だった。
「一言で説明すると、暢子が友人の婚約者を奪った“略奪婚”でした。しかも、暢子は自分がフった男に無茶振りでスピーチさせる始末。これには視聴者の怒りもピークに達し、『朝ドラ史上最低の結婚』『地獄絵図』との意見が続出しました。それ以前からも視聴者は、“おおらか”というニュアンスで自分勝手な行動をしまくる暢子にイラ立ちを覚えていましたから、堪忍袋の尾が切れるとはまさにこのことなのかもしれません」(スポーツ紙記者)
この後、元農林水産副大臣で元参院議員の礒崎陽輔氏がTwitterで「脚本の論理性が崩壊しています」「NHKは猛省する必要があります」などと苦言を呈するという珍事も出来した。
「視聴者の批判を重く受け止めたNHKの幹部は、脚本の見直しやエンディングに向けた終わり方などを再考するようにプロデューサーに指示を出したようです。とりわけ激怒しているのが、NHK会長の前田晃伸氏です。今年の『紅白歌合戦』で『ちむどんどん』のコーナーを設ける案が出ていたのですが、前田会長の鶴の一声で中止になる可能性も高くなっている」(民放関係者)
『ちむどんどん』元農水副大臣・礒崎陽輔氏が「脚本の論理性崩壊」と異例の批判
第2次・第3次安倍内閣で首相補佐官を務めたことでも知られる元農林水産副大臣で元衆院議員の礒崎陽輔氏が、放送中のNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』について「脚本の...『ちむどんどん』バッシングが嵐のように吹き荒れる中、ヒロインを演じる黒島結菜にまでネガティブなイメージが浸透している。つい先日、10月期ドラマ『クロサギ』(TBS系)でKing & Princeの平野紫耀が主演を務めることが発表され、ヒロインに黒島がキャスティングされているとの一部報道があったが、黒島に拒否反応を示す声も少なくない。
だが、こんな逆風の中でも、黒島は懸命にもがいている。
「朝ドラのヒロインはとにかくセリフ量が多いのですが、黒島は集中力を切らすことなく連日の撮影をこなしていて、脇を固めるベテラン俳優たちからも評判が良いようです。演技はまだ荒削りなところもありますが、共演している原田美枝子などが演技指導するなどサポートしている。黒島もネットニュースやSNSの反応は見ているようですが、健気というかなんというか、あまり気にはしていないようで、その“鋼のメンタル”にはスタッフも感心するほど。22日の放送では、暢子が妊娠2カ月であることが判明しましたが、黒島は出産経験者のスタッフや知人にヒアリングをして、妊婦役の演技を研究していました」(スポーツ紙記者)
あくまでも、自分に与えられた“暢子の役”を真摯にまっとうしようとする黒島。現場スタッフからの評判は非常に良い。
「黒島は日本大学芸術学部写真学科中退の経歴を持っているのですが、一時期は女優を休業して本格的に写真の世界に進もうと考えていたほど。高い感性を持っていて、技術部のスタッフとも撮影技法などでよく盛り上がっているようです。脚本や演出に口を挟むようなことはなくても、自分の演技に納得いかない場合は、監督と相談しながら意見を伝え、着実に撮影を進めていく。スタッフからの信頼が厚い若手俳優のひとりです」(民放関係者)
そんな黒島には、『ちむどんどん』の不評を受けて、NHKの中に“応援団”ができつつあるとか。
「『ちむどんどん』の酷評祭りは、ほとんど脚本と演出のせいであって、黒島はとばっちりみたいなものですよ。スタッフからも、演者たち、とくに黒島に同情する声が多いです。黒島は2015年の『マッサン』で朝ドラデビューし、2020年の『スカーレット』にも出演。NHKの人気ミニドラマ『悲熊』シリーズでもヒロインを担当するなど、NHKが好んで使う俳優です。清楚で知的なイメージがNHKに合っていて、重宝されているのでしょう。
『ちむどんどん』では“不遇”な配役でしたから、来年以降は大河ドラマやその他オリジナルドラマに出演させて、黒島のイメージを挽回させてあげたいという声が局内でも大きいようです。もしかしたら、『ちむどんどん』での大コケをバネにして、一気に花開く可能性もありますよ」(同上)
“難役”を経験し、成長を続ける黒島。『ちむどんどん』をなんとか無事に終わらせた暁には、さらなる飛躍をしていきそうだ。
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