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ベビースターラーメンもご当地麺も全部“まぜそば化”! 汁なしカップ麺3品

ベビースターラーメンもご当地麺も全部まぜそば化! 汁なしカップ麺3品の画像1
(左)東洋水産「日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼまぜそば」、(中)エースコック「汁なしベビースターラーメン チキン味」、(右)サンヨー食品の「元祖ニュータンタンメン本舗監修 まぜタン」(撮影は筆者、以下同)

 かつてはちょっとめずらしい存在だった“汁なしカップ麺”。ですが、最近では“汁なしカップ麺”の新商品の発売がない週はほとんどありません。まぜそばや、油そばのカップ麺も多く登場するようになりました。

 これは世の“汁なし麺ブーム”を反映したものでしょう。人気ラーメン店でも、お店の名物・看板メニューをまぜそばなどへ“汁なし麺化”させてメニューに並べることが多く、おなじみの味を“汁なし”でも楽しめるようになってきています。

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今回のまぜそばカップ麺3品の元となったカップ麺

 今回は、過去に“汁あり”で発売されたおなじみの味を“汁なし(まぜそば)化”したカップ麺3品をレビューします。青森・津軽煮干しラーメンの「激にぼ」、「ベビースターラーメン」のニューカマー、そして川崎のソウルフード「ニュータンタンメン」と、いずれも劣らぬ人気商品が“まぜそば化”されています。

津軽名物がまぜそばに! 東洋水産「日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼまぜそば」

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東洋水産「日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼまぜそば」(2022年8月1日発売)

 まずは、東洋水産の「日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼまぜそば」288円(税別)。青森・津軽地方の「煮干しラーメン」を再現したカップ麺「日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼ」を、汁なしのまぜそばにアレンジした商品です。

 津軽地方では昔から煮干しラーメンが親しまれてきましたが、最近のラーメン界の潮流といえば煮干しラーメンや豚骨魚介ラーメン。見方によっては、時代が津軽ラーメンに追いついたと言えなくもありません。

 もちろん、汁なし麺も最近の大きなブームですが、多くのまぜそばで魚介が用いられているため、「激にぼ」からまぜそばが登場するのは時代の要請と言っても過言ではないでしょう。

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煮干しオイルで香ばしさとこってり感

 煮干しなど魚介を効かせた醤油味のたれに、中太のノンフライ麺と、鶏肉だんごなどの具が合わせられています。

「激にぼ」といいつつも、魚粉が大量に入って目立っているというわけでもなく、昨今の超濃厚な豚骨魚介や煮干しラーメンに比べるとそれほど強いわけではないのですが、いつもの「激にぼ」に比べると煮干しが強く感じられ、煮干しオイルの香ばしさとこってり感がクセになります。

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歯切れが良いノンフライ麺

 麺は表面のつるみと弾力が強めのノンフライ麺。東洋水産のノンフライ麺といえば、「正麺」シリーズの多加水麺がおなじみですが、今回の麺はそれに比べるとしっとり感があって歯切れが良く、多加水麺と低加水麺の両方の特徴を持ち合わせていました。

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鶏肉だんごやメンマ入り

 具として入っているのは、鶏肉だんご、メンマ、ネギ。特にご当地ラーメンの特徴を踏まえたわけではなさそうですが、鶏肉だんごが入ることで、煮干しと相まって和風感が強くなっています。

 強烈にガツンとくるような煮干しではありませんが、いつもの「激にぼ」以上にクセになる煮干しオイルやノンフライ麺、鶏肉だんごなどで上品にまとめられており、高価格に見合う一杯でした。

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