『石子と羽男』圧勝！『競争の番人』は急落…TVerドラマ人気ランキング

2022/08/20 12:00

#TVer #六本木クラス #石子と羽男 #競争の番人

『石子と羽男』圧勝！『競争の番人』は急落…TVerドラマ人気ランキングの画像 — 『石子と羽男』Paravi配信ページより

　在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、2022年3月には月間動画再生数が歴代最高となる2.5億回を突破し、2022年7月にはアプリ累計ダウンロード数が5000万を超えるなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVerではドラマが圧倒的に見られており、ドラマの見逃し配信需要がこのサービスを牽引していると言えるだろう。

　しかしTVerにおける再生回数は基本的に非公表で、期ごとの番組再生数ランキングなどで一部が明らかになるか、あるいは新記録を打ち立てた時などに番組側が発表する程度。そのため、視聴率をもって番組が語られてしまう状況が長らく続いている。

　そこで、TVerの総合ランキングを定点観測することで、視聴率とは違ったドラマ人気をある程度は可視化できるのではないか、と考えたのが本企画だ。総合ランキングでの順位に対しポイントを付け、合計した結果から日刊サイゾー独自の「TVerドラマ人気ランキング」をご用意した。今週は8月13日（土）～8月19日（金）までを観測した結果（1日2回、決まった時間にTVer総合ランキングをチェック）をお伝えする。

勢い増す『石子と羽男』、急落の『競争の番人』、赤信号の『新・信長公記』

　今回の結果は以下のとおり。

　5週連続の1位となった『石子と羽男ーそんなコトで訴えます？ー』は、ドラマ放送スタート週（415ポイント）以降では同ドラマ最高となるポイント数まで上昇。TVer総合ランキングでトップ10から落ちることがない今期唯一のドラマですでに圧勝ムードが漂っているが、今回の観測対象では放送直前に一度10位に落ちた以外は常に7位以上にいたという強さを見せたのがその要因だ。引き続き2位をキープする『六本木クラス』のポイント数に変動がないぶん、ふたたび2位との差を広げたかっこうだ。

　『石子と羽男』『六本木クラス』の1位・2位が固定化している一方で、3位以下は相変わらず混戦状態だが、『ユニコーンに乗って』『NICE FLIGHT!』『オールドルーキー』『魔法のリノベ』が前週とほぼ変わらない推移を見せた中、『競争の番人』が急落。65ポイントも下げて、前週3位から今週7位へとランクダウンした。

　『競争の番人』は前週と比較すると、今週はTVer総合ランキングで一度も1位を取れず【*】、『オールドルーキー』『魔法のリノベ』に阻まれて最高2位に終わった上、前週はトップ15内をキープしていたのに対し、今週は16位以下に落ちていた場面もあり、放送直前には21位までランクを下げていた。しかも300ポイントを切ったのは（7日間すべて計測できるようになってからでは）第2話と第3話が対象になった7月23日（土）～29日（金）週以来で、その時の276ポイントをも下回る過去最低の数字。もともと不安定な動きを見せていた『競争の番人』だが、終盤を迎えてのこの急落は気にかかるところだ。

※……これは確認するタイミングによると思われるため、「総合1位を取っていない」ことを確認することは難しく、正確性を保証するものではないことをご了承いただきたい

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日刊サイゾー2022.08.15

　急落といえば、前週で急落した『新・信長公記～クラスメートは戦国武将～』はさらに息切れ感が激しく、今週はついに『復讐の未亡人』ばかりか、『オクトー～感情捜査官心野朱梨～』を下回って14位に。TVer総合ランキングでトップ30圏外になることが増え、さらにトップ10内滞在期間も前週は2日あったのが、今週は1日だけという厳しい結果だったためだ。TVer総合ランキングでの最高順位も前週は2位だったのが、今週は3位が最高だった。世帯視聴率もついに3％台にまで割り込んだが、見逃し配信でもここまで下がっているとなると、視聴率はさらに下がりそうな気配がある。本当に歴史的な記録を作ってしまうかもしれない。