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佳子さま、過去5回の“お噂”と新たなお相手・学習院同窓のエリート歯科医

無縁仏になる可能性も――女優・島田陽子の思い出

 私の編集者人生で、女優という人にあったのは数えるほどしかない。吉永小百合、松坂慶子、内田有紀ぐらいだが、島田陽子との出会いは今でも鮮明に覚えている。

 といっても、取材ではなく、たしかテレビ朝日のスタジオの入り口だったと思うが、彼女が仕事を終えて、走るように出て行くのにすれ違っただけだ。

 だが、一瞬だったが、彼女が「お疲れ様です」と私に声をかけたときの、その美しかったこと、今でも忘れられない。

 大人気ドラマ『氷点』の頃だったと記憶している。

 その後も米ドラマ『将軍 SHŌGUN』(映画編集され欧米・日本等で上映)でヒロイン・まり子役を演じ、ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞して「国際女優」とも呼ばれた。

 ヘア・ヌード写真集を出すなど、驚くような行動に出ることもあったが、ここしばらくは名前を聞かないと思っていたが、亡くなっていたというのだ。大腸がんだったという。享年69。

 さぞ華やかな葬式だったんだろうと思ったら、天涯孤独、渋谷区がドライアイス代として1日6000円で遺体を保管しているとFLASHが報じている。

 病院で亡くなったとき、マネージャーだけが付き添っていたというのだ。

 なぜそんなことに? 島田は2019年に離婚し、実母以外の親族とは何十年も連絡を取っていなかったという。その実母は2年前に亡くなっている。

 妹が2人いるが、やはり疎遠だったようだ。彼女は生前、埼玉県本庄市の藤棚が有名な名刹に墓を買ってあるそうだが、墓石の設置は島田が亡くなったため、難航しそうだという。

 実母と一緒にそこに入りたいといっていたという。だがこのまま引き取り手がなければ、身寄りのない人、無縁仏として共同墓地に葬られることになるかもしれないというのだ。

 島田と親しかった友人が撮ったという、昨年末の忘年会の島田の写真が掲載されている。がんで闘病中のためだろうか、ワインを傾けている島田には往年の美人女優の面影はない。

 島田の写真集は本棚のどこかにあるはずだ。今夜はそれを眺めてワインでも飲んで、あの頃の島田陽子を偲んでみたい。

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