「チキンラーメン」がナポリタンやピザトーストに!? “鶏ガラ”アイデンティティ崩壊危機の3品
#カップ麺 #チキンラーメン #カップ麺一行3昧
“鶏ガラ風味”のピザトースト?「チキンラーメンビッグカップ 純喫茶のピザトースト風 トマト&チーズ味」
続いては、「チキンラーメンビッグカップ 純喫茶のピザトースト風 トマト&チーズ味」245円(税別)。3品の中でこの商品だけ少し高額ですが、麺量は他2品と同じです。
ピザトーストは、ピザの生地をパンで代用した喫茶店が発祥とされる料理。ナポリタンやカレーのようにどこの純喫茶にもあるわけではないですが、ある程度定番化しているメニューです。
「ピザ風」ではなく「ピザトースト」というところが気になります。味付けに「トースト」要素、オーブンで焼いたパンの味があるのでしょうか。あるとして、鶏ガラとの相性は果たしてどうなのでしょうか。
ピザトーストと鶏ガラを組み合わせておいしく作らなければならない無理難題を自らに課す日清食品、ひょっとするとかなりのドM気質なのかもしれません。開発者の方々が、これは誰得なんだ? と自問自答しながらピザトーストと鶏ガラを合わせている姿が目に浮かびます。
チーズやトマトを軸に玉ねぎの風味を加えたピザトースト風のスープに、鶏ガラ醤油味のチキンラーメンの麺と、チーズ、トマト、インゲン、キャベツ、刻み玉ねぎが合わせられています。
先の「ナポリタン」と同じように、 基本的にはチキンラーメンの味を活かすためにピザトースト風の味は控えめ。ですが、具の刻み玉ねぎがピザトーストらしさを醸し出すとともに、鶏ガラとも好相性で、ピザトーストと鶏ガラをうまく結びつける調整役になっていました。
別添の「仕上げオイル」には、ケチャップやベーコン、チーズなどが香る赤いオイルが入っています。トーストしたパンにケチャップとチーズをかけたような臨場感があり、ピザトーストのパンチを効かせています。
ピザトーストとしてのリアリティがありつつ、ほんのりとチキンラーメンの鶏ガラも感じさせる技術はすごいものがありますが、筆者はこれが呼び水になって本物のピザトーストをガツンと味わいたくなってしまいました。やっぱり鶏ガラを効かせたピザトーストは、誰も得しなさそうです。
あと、「ピザ風」ではなく「ピザトースト風」でしたが、トースト感はまったくなかったです。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事