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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『DAISUKI!』ゆるバラ“始祖”の功績
中山秀征、飯島直子、松本明子が再集結!

『DAISUKI!』が22年ぶり復活。現代のゆるいバラエティの“始祖”が果たした功績

CM入り直前の「ダイスキ」に登場した、藤田ニコルの“大物感”

 今回の復活SPで、アイキャッチが復活したのは歓喜だった。駆け出しのアイドルや女優が「ア~アア~ッ♪」というBGMとともに「ダイスキ」と口にする、CM入り直前の定番だ(今で言う、テレビ東京『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』みたいなやつ)。当時、この「ダイスキ」を担当してくれたのは、ブレイク前の仲間由紀恵や篠原涼子、辺見えみりなどであった。

 今回、起用されたアイキャッチガールは以下である。

1.藤田ニコル
2.朝日奈央
3.山之内すず
4.松本明子
5.飯島直子
6.中山&松本&飯島

 いきなり、藤田ニコルが出てきたのは驚いた。「ダイスキ」と言いながらスマホを見る彼女からは時代を感じたし、ニコルが『DAISUKI!』をあまり理解していない感も新鮮だ。

 残念な点もあった。局内の楽屋にいる彼女たち(ニコル、朝日、山之内)を素材に、お手軽にカメラマイクで撮影しているやっつけ感が気になったのだ。20年前は海や川沿い、公園等でちゃんとロケを行っていたし、ヤングジャンプの表紙ばりのクオリティがあった。

 あと、人選もだ。かつては、知る人ぞ知るド新人の若手女優やアイドルが選ばれていたものである。ニコルも朝日も山之内も、少し豪華すぎるのだ。3人とも、横綱感がある。こんな大物に「ダイスキ」と言われても、感情移入がしにくい。まあ、感情移入しようとするこちらが悪いのだけれど……。

 もしかしたら、当時のキャストそのままでアイキャッチをやったら面白かったか? でも、大物になった人が多すぎてこの案は難しいだろう。BS日テレのアイキャッチのためだけに、いきなり仲間由紀恵や篠原涼子が出てきたらさすがにびびる。

日本バレーボール協会・川合俊一会長も「これだけは断りきれずに(苦笑)」

 続いて一行が訪れたのは、河口湖近くのアスレチック場。50代のおじさんおばさんに体を張ったロケをやらせるスタッフは、時の流れを感じていないのだろうか?

 ここで登場した特別ゲストは、川合俊一だった。今や日本バレーボール協会会長に就任した氏だが、当時の川合はたしかにこんな番組に出るタレントだった。

「今、バラエティのオファーは断ってるんだけど、これだけは昔からやってるんで断りきれずに(苦笑)」(川合)

 中山と川合が揃う画角を見た途端、テレビに充満する”90年代の芸能界み”がスゴい。ゲストの人選も、90年代の日テレ感でいっぱいだ。

「(身長が)1センチだけ伸びちゃったの。196cmになっちゃったんですよ。現役のとき194cmだったの。40歳くらいで195cmになって、50歳過ぎたら196cmになったの」(川合)

 この歳で、まだ背が伸びている川合。老眼になったり物忘れが激しくなったり、衰えの方向で年月を感じさせていたレギュラー3人だが、川合だけ巨人化の方向で時の流れを感じさせるのは意味不明だ。

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