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岸田内閣、支持率急落と“事務化したテロ”の時代

安倍元首相銃撃、山上容疑者の“動機”はまだ見えず

 お次はフライデーから。

 数ある高橋一生(41)の出演作の中でも、’20年末と’21年末に放送されたスペシャルドラマ『岸辺露伴は動かない』(NHK)はとくに異彩を放っている。人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品で、高橋演じる主人公・岸部露伴は、偏屈な性格&ヘアスタイルが奇抜な超能力者の漫画家。

 実写化は難しいとされてきたが、これが高橋にハマったのだ。そんな“高橋露伴”に振り回されるキャピキャピとした女性編集者の役で存在感を見せたのが飯豊まりえ(24)。この2人のかけあいも、同作が話題を呼んだ大きな要因の一つだったという。

 そんな2人が、仕事が終わると同じマンションへと帰って行くというのだ。

 フライデーの直撃に、飯豊は何も答えないが、いいカップルなのだろう。

 さて、統一教会と政治家、特に、自民党の議員との“腐れ縁”が次々に暴かれている。

 こんなカルト教団が、なぜ、このような力を持つようになったかはまだまだ解明される必要がある。

 文春は、韓国ソウルの北東部に、総工費300億円ともいわれる白亜の統一教会の総本山があるという。

 ここはかつて文鮮明が妻の韓鶴子と暮らしていた。現在、隣接する土地に、新たな宮殿を建設しているそうだ。

 文は1920年生まれ。1954年に統一教会を設立した。一度結婚したが離婚し、23歳下の鶴子と再婚。ニューヨークにも、総工費約70億円といわれる大豪邸を建設。

 2台のリムジンを乗り回し、ヨットも2隻、カジノで遊んでいたという。

 虚偽の申告で脱税の罪に問われ、懲役1年半の有罪判決を受けた。

 文夫妻が豪邸に住み、遊んで暮らしていけるカネを貢いでいたのが、霊感商法などに手を染めた信者たちだった。

 2012年、92歳で亡くなった文の資産は約6000億円といわれているそうだ。

 信者たちはなぜ、こんな人間たちが遊ぶカネを貢ぐために、霊感商法をしたり、自己破産までしなければいけなかったのだろう。

 洗脳、マインドコントロールといってしまえばなにもかも解決するわけではない。彼らを救い出すために、国が何らかの手を打つべきなのに、政治家どもは、統一教会の手のひらでころがされているだけだ。

 統一教会と一度でもかかわった政治家は、辞職させたらいい。そして統一教会一掃補選を実施し、政界を浄化するのだ。

 山上徹也容疑者については、いくつかの情報はあるが、肝心かなめの「動機」がまだよく分からない。

 母親が家のカネをすべて統一教会に寄付してしまったから、食うにも困って教団を恨み、トップを殺そうと思った。

 私はそうは考えていない。たしかに幼い頃は母親のやることに何も手出しできなかっただろうが、20を超えれば、母親からカネを奪い、管理する事だってできたではないのか。

 何も母親を殺さなくてもいい。一部の返金が統一教会からなされたのは、2009年ごろのころらしい。山上は20代の終わりである。それに兄弟そろって頭がよかったらしい。どん底へ行くまでに何かできたのではないかと思うのは、私のような世間知らずのたわ言だろうか。

 本心は分からないが、教団幹部の中でも兄弟を思ってくれていた人間がいたらしい。先の一部金銭返還もその人間がしてくれたことらしい。

 その家へ山上の兄が精神錯乱状態で刺身包丁を持って乗り込んできて、いないと分かると、伯父の家に行って大立ち回りをし、警察沙汰になったことがあったという。

 兄は、自分の気持ちをわかってくれる人と死にたかったと、後にその人間に明かしたという。その後兄は自殺してしまう。

 やりきれない思いとはこういうのをいうのだろう。

 私は、今回の安倍元首相暗殺事件は、山上容疑者がもともと意図していたものだと考えている。

 もちろん、統一教会への恨みはすごいものがあるが、山上は、その教団の邪悪な部分を世間にさらけ出すためには、メディアが大きく取り上げ、国民が「おかしい教団」だと声を上げてくれなくてはいけない。

 教団幹部を射殺したからといって、一時は騒ぎになるだろうが、あっという間に忘れ去られてしまう。そうした考えから、教団と極めて近い安倍元首相を狙ったのだと思っている。

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