岸田内閣、支持率急落と“事務化したテロ”の時代
#週刊誌スクープ大賞
車は国家なり? “帝政”トヨタのEV車リコール問題
さて、「2021年7月6日、トレーニング中に倒れ、その約1カ月後の8月3日に、27歳の若さで亡くなった中日ドラゴンズ・木下雄介投手。木下選手の妻・茜さんが『週刊文春』の取材に応じ、『倒れた時に球団が適切な対応をしてくれていれば、雄介は助かっていた。後遺症はあっても、今頃はこの家で、娘や息子と一緒に過ごしていた……』と、辛い胸の内を明かした。木下選手の急死後、茜さんがメディアに応じるのは初めて」(文春オンライン8月3日より)
たしか、木下が亡くなったのは新型コロナのワクチン接種から8日後のことだったと思う。何があったのだろう。
「主治医の先生からは、こう説明されました。『倒れた原因の一つは、新型コロナのワクチン接種。だけど、亡くなった原因は別にある』と」(茜)
文春によると、病理解剖の結果、木下選手は劇症型心筋炎を発症していたことがわかった。彼は倒れる8日前の6月28日、新型コロナワクチンを打っていた。主治医によれば、ワクチンで心筋炎を起こしていたところに激しいトレーニングをしたことで、不整脈の一種である心室細動を発症し、心肺停止になったと考えられるという。ただ死の直接の原因は別だったという。
「搬送の遅れです。実は雄介が倒れてから、周囲が救急車を要請するまでに、6分もかかっていたことが分かったのです」(同)
ナゴヤ球場屋内練習場内のトレーニングルームで、スタッフが木下選手の異変に気が付く。だが、救急隊が到着したのは11時17分と、倒れてから10分が経過していた。救命の現場では、心拍再開が1分遅れるごとに、救命率が10%下がると言われているそうだが、スタッフがAEDを探しに行ったのは、搬送要請の後だったという。
異変があった11時7分の時点で救急車を呼んでいれば、木下の命は助かったのではないか。妻の茜はそういうのである。
私には何ともいうべき言葉が見つからない。こういう場合も、脳梗塞で倒れた時も、1分1秒が命取りになる。だが、普段からよほど訓練なり、心構えを持っていないと、いざというときに役に立たない。
木下の死をきっかけに、こうしたときの訓練を、野球選手だけではなく、スポーツ選手全員がやっておくべきであろう。
ついに現代は、「帝政トヨタ」ときた。現代のトヨタ批判はなかなか見どころがあると思っているが、さしずめトヨタ社長はスターリンか。
私はトヨタ批判が好きだ。その理由は、豊田章夫という人物がなんとなく胡散臭くて、好きになれないのだ。
かつて鉄は国家なりという言葉があった。そして今は、車は国家なりとふんぞり返っているように見える。
だが、そんなトヨタにもやや陰りが見え始めたという。5月12日に満を持して発売したはずのトヨタ初の量産EV車「bZ4X」が、6月23日には、ホイールを連結するハブボルトに不具合があるとリコールを発表してしまったのである。
急発進や急旋回すると、ボルトが緩んでタイヤが外れる可能性があるというのだ。だが、リコール発表から1カ月以上が経つのに、原因が完全には判明していないという。
このEV車は、この分野で出遅れたトヨタが巻き返しのために打ち出した戦略商品だったが、その虎の子が品質トラブルで躓いてしまった。かつてなら考えられないことだという。
トヨタ社長は、次に経団連会長を狙っているというが、彼の考えていることは自社の利益以外ない。政権と結び付き、いかに自社の利益に利するかだけを考える会長が、大きな視野で日本経済を動かしていけるはずはないからだ。
独裁者殿、帝政が崩壊しないうちに引退なさってはいかがだろうか。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事