岸田内閣、支持率急落と“事務化したテロ”の時代
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ビートたけし新作映画ストップ、新潮との“遺恨試合”
さて、リクルートという会社は、これまで様々な人材を世に送り出してきた。リクルートは一生勤めるところではなく、ここを足掛かりにして、自分の好きなことを見つけ、次へ進めという、創業者江副浩正のイズムが継承されているのであろう。
文春が報じている広島県教育委員会の平川理恵(54)教育長もその一人のようだ。
リクルートから留学支援の会社を起業して教育業界に転身したという。湯崎英彦広島知事から一本釣りされて、2018年に現職に就任。
なかなかやり手のようだ。
だがこのやり手女性、特定“企業”との仲良しすぎる関係が取り沙汰されていると文春が報じている。
「NPO法人パンゲア」というところで、平川が就任以来、ここへの発注が急増しているというのだ。
さらに、パンゲアは、広島にゆかりもなく、広島県の入札資格がないため一般競争入札には参加できない。したがって、公募型プロポーザルに応募するのだが、発注を受け続けているというのだ。
パンゲアは、入札前に予算についても知らされている疑惑もあるという。
こうした行為は「官製談合防止法違反」の疑いがあるというのだが、平川は、文春の電話取材に何も答えない。疑惑を持たれたら、すぐに疑惑を晴らすための会見を開くのが、県の教育を預かる長たる者の務めであろう。
ところで、ビートたけしが大変らしい。
「未発表ですが、ビートたけし、つまり、北野武さんが監督、脚本を務め、出演もする『首』という映画の製作がスタートし、昨年、半年かけて撮影されたんです。しかし、それから1年が経とうとしている今、公開作業は完全にストップしてしまっている。社内ではみな頭を抱えていますよ……」(KADOKAWAのさる関係者)
『首』というのは3年前にたけしがKADOKAWAから出版した時代小説である。たけしの小説の中には、読めるものもある。浅草時代のものはペーソスがあっていいが、時代小説は向いていない。表現力がお粗末なのである。私は、10ページぐらい読んで放り捨ててしまった。
角川歴彦会長がご執心で、この映画でベネチアで賞を獲ろうと本気で考えていたという。
主演は西島秀俊。撮影は順調で、編集も9割がたは終わっているそうだ。なのになぜ?
カネがなかなか集まらなかったため、KADOKAWAがNetflixに動画配信の権利を買ってもらおうとして、Netflix側も10億円を出すという話になったそうなのだ。
そこに、新しい愛人がついてがめつくなったといわれるたけしが、「おれにも1億5000万円寄こせ」となったというのである。
しかし、たけしのさる知人によれば、話はちと違う。
Netflixの話が出てから関係がおかしくなったのは事実だが、たけしが怒っているのは「そんな話、俺、聞いてないぞ」ということらしい。
Netflixが権利を持てば、劇場公開と動画配信のどっちを先に行うかなど、さまざまな問題が出てくるのに、説明されていないということだそうだ。
これもたけしの言い分に幾分かの理がある。そして遂にたけしは、角川会長に直談判に及んだというのだ。
「映画の権利についてこちらが到底呑めないような要求もしたとか。会長は勢いに押されて危うく判子を押しそうになりましたが、周囲の反対で断った」(KADOKAWAの関係者)
到底呑めない要求というのはカネのことだろう。いいときのたけしは、カネだけにはきれいだったといわれる。
だが、女がつくと性格も変わる。今回、たけし側は、「新潮のいうことは嘘ばっかり」だとスポーツ紙で大声をあげているが、この新潮とたけしの遺恨試合、どこまで続くのか。
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