TKO木本、結局記者会見はなし…不可解な点が多く疑惑だけが残る結果に
#詐欺 #TKO #城下尊之
ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
――巨額の投資トラブルが連日報道されているTKOの木本武宏。「近いうちに会見する」と言っていたのに、8月1日にお詫び文を公表し、会見を開くつもりはないようです。
城下 そうですね。お詫び文に「会見を開いてもお答えできない事項が多く、何のための会見なのかと思われることも想定しています。また会見を開くにも松竹芸能を退所しており、スタッフ人員がいない、またコロナ感染症対策からもすぐには行えない状況です」と、会見を開かない理由を書いていました。これはただの言いわけですよね。「お答えできない」のはどうしてお答えできないのか説明しないと、納得感がない。
――「女性セブンにて単独インタビューにお答えさせていただいたのが今話せる全てです」とも書いています。「女性セブン」では、5時間以上にわたってインタビューに応えています。
城下 これもひどいですね。週刊誌で自分の考え方を一方的に話しただけ。記者会見を逃げようとしているように見えます。
――逃げたい理由があるんですかね。
城下 インタビュー内容によれば、投資を任せたのは、20代の自称FXトレーダーA氏と、不動産投資目的で資金を集めた会社経営者のB氏の2人。A氏には、木本さんを含めた10人から集めた金1億円以上が渡ったとのこと。ところが、2020年にA氏と連絡が取れなくなり、トレードどころか何も運用していなかったことが明らかになっています。2020年の話ですよ。そんなことがあったにも関わらず、その後、飲み仲間のB氏から不動産投資の話を持ちかけられて承諾。B氏には木本さんを含めた4人から総額5億円近い金が渡っているそうです。おかしな話ですよね。A氏の投資に失敗した時点で、木本さんは投資から一切手を引くべきでしょう。なぜすぐにB氏の話に乗って、周りの人に声をかけて金を集めたのでしょうか。
――ですよね~。
城下 B氏だって本当に不動産投資をしているのかどうか、実態がわからないようです。そんな話、ころっと信じますか。本当に儲かると確信したなら、まず自分一人で金を預けてみるってもんじゃないですか。何から何までおかしい話です。
――出資者たちには金を返済すると言っています。
城下 FXのA氏の件は、木本さんと出資者が借用書を交わして個人保証をするとして、実際に親戚、知人を頼って金を集めて返済したようですね。しかし、A氏から木本さんへの返済計画は具体性がなく、納得できないから法的手段を考えていると言っています。B氏に関しては、これまでに約1億6000万円が返ってきているが、残りはまだ。こちらも改めて木本さん自身が出資者たちからお金を借りた形にして、1億6000万円は自ら振り分けて返金している。これって「投資」といえるのでしょうか。B氏の返済計画は具体性があるので信じているそうですが⋯⋯。
――出資者が納得の上で投資したなら、木本が保証する必要はないですもんね。一般人が納得できるような内容ではないですね。今後、芸能活動はどうなるのでしょう。インタビューで「“引退”は逃げになるという気持ちもあります」とも語っています。
城下 FXのA氏は刑事告訴すれば詐欺や横領などに問われる可能性があります。ただし、刑事告訴すれば木本さん自身も調べられるでしょう。彼自身はマージンをもらうなど儲けたわけではないようですから、起訴まで至らないかもしれませんが、何か隠しているなら明らかになる。いずれにしろこの騒動がよほどクリアにならない限り、芸能活動は厳しい。記者会見を開かずにおしまいにするつもりかもしれませんが、このままでは芸能復帰の道は見えないと言っても過言ではないでしょうね。
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