木村拓哉と生瀬勝久の釣り企画、「伝説回」となるも…視聴者が眉を潜めた“環境破壊”
#木村拓哉
木村拓哉が、中京テレビ制作・日本テレビ系列放送の深夜バラエティ『それって!?実際どうなの課』の8月3日放送回にゲスト出演。バラエティ史に残る伝説回となった。
同番組は俳優の生瀬勝久がMCを務めるが、木村が今回出演したのは、生瀬“課長”が釣りで得たお金で別荘購入を目指す「生瀬の野望」という企画。ものまね芸人のホリならいざしらず、国民的スターである木村が深夜バラエティに参戦したことに、視聴者からは驚きの声が上がり、博多華丸大吉らスタジオメンバーも恐縮しきりの様子だった。
「生瀬はつい最近も、木村の主演ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)に出演するなど共演は多く、5月には木村のネット番組で共にゴルフをするなど、木村とは親交が深い。そんな木村は、ジャニーズきっての釣り好きということで、自ら釣り船やガイド役を用意するなど気合い十分でしたが、11時間に渡ってひたすら竿を振るうも、2人共にほぼ釣果がなかった。これに木村は『これじゃ終われないでしょ』と悔しさをにじませ、番組初となるロケ2日目突入となりました」(テレビ誌ライター)
そして、2日目は木村が指7本分ある“ドラゴン”とも呼ばれる太いタチウオを、生瀬も大きなイナダを釣り上げるなど、次々と釣果を上げて行き、番組的にも撮れ高は十分。ラストでは木村が高級魚のマダイを釣り上げ、有終の美を飾った。
「生瀬と木村はアジ、イナダ、マゴチ、ヒラメ、エソ、トラフグ、タチウオ、マダイとさまざまな種類の魚を釣り上げ、出張買い取りにきた専門家の査定は1万3000円オーバーで史上最高額に。ただ、当然2日間にまたがったために費用がかさみ、生瀬の借金を約5万円増やす結果となりました。それでも、ネット上では『見応えがあった』『深夜帯ではもったいない』との声が続出。ゴールデンスペシャル級の盛り上がりとなっていました」(前出・テレビ誌ライター)
まさに、東京湾に翻弄される生瀬と木村の2日間にわたるリアルドキュメントとなったが、一部の視聴者が眉を潜めるシーンもあったようだ。芸能ライターが言う。
「番組では生瀬と木村が釣り上げる直前、糸が切れて魚に逃げられる場面が何度もありました。そのため、海に落ちた釣り糸や釣り針などが海の環境破壊に繋がらないか心配の声が上がることに。実際、釣り糸の原料には、主にナイロンやポリエチレンといった化学繊維が使われており、魚や鳥が誤って呑み込んだことで窒息死してしまう場合もあるといいます。また野生生物だけでなく、水中に潜ったダイバーに釣り糸が絡まったという事例が報告されてもいる。糸が切られた際、生瀬は『下手くそ』と釣りの技術について自虐的にコメントしていたものの、当人たちが環境問題に関してはまったく気にしている様子がなかったことに、モヤモヤしていた人も少なからずいたようです」
ともあれ、中京テレビにとっては生瀬で“一本釣り”できた木村との「糸」は絶対に切りたくないだろう。
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