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ジャニーズWEST中間淳太「コロナは心の病気」舌禍の波紋 “脱ワイドショー”に発展も?

ジャニーズWEST中間淳太「コロナは心の病気」舌禍の波紋 ジャニーズ脱ワイドショーに発展もの画像1
ジャニーズWEST中間淳太

 7月30日放送の朝日放送『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』で、ジャニーズWESTの中間淳太が「コロナは心の病気」と発言したことが波紋を呼んでいる。

 番組では新型コロナウイルスの感染者が再拡大しているなか、新型コロナの感染症法上の扱いを“2類相当”から“5類”に切り替える議論や、政府分科会の尾身茂会長による「一般市民が主体的に判断していろいろ工夫するフェーズに入った」との発言を紹介。

 司会の東野幸治から意見を聞かれた中間は「コロナは議論するたびに『でも死者数が出てる』とか言う人もいる。でも、それって他の病気も一緒やし、コロナだけじゃないじゃないですか。もはやコロナって“心の病気”やと思ってます」と発言した。

“心の病気”と言われると、精神疾患のことと捉えがちだが、中間の発言は、文脈を考えると必ずしもそういった意味合いではないだろう。コロナに対する個々の考え方に違いがあるゆえに、その扱いが難しくなっている、という意味合いだったはずだ。しかし、あまりにも言葉足らずだったこともあり、その表現は間違っているのではないかと、ネット上で指摘されているのだ。

「中間さんの発言は、たしかに不用意だったと言わざるを得ない。“心の病気”という表現は誤解を生みやすいので避けるべきでしょう。また、関西ローカルのワイドショー・報道番組は、全国ネットの番組に比べると保守的な論調が多く、ときに“ネトウヨ的”、“維新に肩入れしすぎ”と批判の的になることも多い。中でも『正義のミカタ』は特にそういった傾向が強く、しばしば“偏っている”と問題視される番組でもあります。そこでの発言だったこともあり、中間さんの発言がネガティブにピックアップされたとも言えるでしょう」(メディア関係者)

 中間はジャニーズ事務所の所属タレントの中でも、特に関西ローカルの情報番組・ワイドショーに数多く出演しているメンバーだ。

「中間さんは関西学院大卒の“インテリ”ということで、時事ネタ・社会ネタに強いキャラになっていますが、そうはいっても一タレント。炎上を避けるスキルがあるかというと、必ずしもそうではない。ジャニーズ事務所としても、今回の騒動で、生放送のワイドショーに出演することのリスクを痛感したはず。現在、ジャニーズタレントの多くがワイドショーに出演していますが、今後はコメンテーターから撤退する方向に進む可能性もありますよ」(テレビ局関係者)

 中間が関西ローカルのワイドショーに多く出演するようになったのは、“インテリキャラ”だけが理由ではない。

「ジャニーズWESTのデビューは2014年ですが、ほかのジャニーズのグループに比べると、スタートダッシュがあまりうまく行っていなかった。だからこそ、他のジャニーズとは違うところで勝負しよう、という発想になっていったんです。そこで、関西ジャニーズJr.発のグループということで、関西の番組に積極的に出ていくわけですが、関西ローカルの番組となるとワイドショーが多く、結果的にそこに食い込んでいくことになったんです」(同)

 そんなジャニーズWESTだが、ここ数年は全国区で人気も拡大。今年7月から8月にはグループ初となる東京・名古屋・大阪での単独ドームツアーも行われる。

「現在のジャニーズWESTの人気であれば、中間さんが無理に関西ローカルのワイドショーに出演する必要性はない。むしろ、舌禍によるリスクのほうが大きくなっている状態です。これは関西ローカルだけに限りませんが、そもそもアイドルをニュース番組のコメンテーター席に座らせているというのが異常なんですよ。中間さんも“本業”に注力して、ワイドショーからは卒業するのが賢明という気もします」(同)

 炎上騒動によってキャリアが絶たれれてしまうタレントも少なくない昨今。せっかくドームツアーができるようになったジャニーズWESTにとって、関西ローカルのワイドショーは、キャリアを傷つけかねない危険な存在となってしまったのか。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2022/08/03 20:00
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