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The37KAMIINAのサウナ連載 連載13回

DDTサウナ部が考案!「サウナがなくてもととのう方法」

 エンターテインメント性の高さと選手たちのキャラクターの強さが人気の「DDTプロレスリング」内で、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せるユニット『The37KAMIINA(サウナカミーナ)』。その名の通りサウナをこよなく愛し、「DDTをサウナにする!」と息巻くのは、竹下幸之介、勝俣瞬馬、上野勇希、MAO、小嶋斗偉という団体の未来を背負って立つ次世代レスラー5人だ。

DDTサウナ部が考案!「サウナがなくてもととのう方法」の画像1
竹下選手、AEWでととのってますか~?(左上から小嶋、竹下、勝俣・左下から上野、MAO/写真:三浦太輔)

6月21日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)への出演が大きな反響を呼んだ彼らが、試合さながらのチームワークでプロレスとサウナの魅力を語り尽くす、“読んでととのう”連載も13回目。今回は単身遠征中の竹下選手がアメリカで「ととのう」方法を5人で考えてみた。(前回の記事はコチラ↓)

サウナがない場所で「ととのう」方法とは?

──海外には日本のようなサウナ施設はあまりないと聞きます。そこで今回は、アメリカ遠征中に竹下さんがどうしようもなくサウナを欲したときの対応策をみんなで考えてみたいと思います。

竹下 これはぜひお願いしたい。アメリカにはいわゆるサウナ施設はなくて、サウナ好きのアスリートや富裕層は、自宅にサウナを作っちゃうことが多いみたいなんです。

上野 だったら、作るしかないですね(笑)。

勝俣 もしくは、サウナがある人の家に行くか。まあ、一番簡単なのはお風呂かなぁ。

竹下 でも、バスタブがないことも多いんよ。前回の遠征で泊まってたホテルでは毎日湯船に浸かれてたけど。

勝俣 お風呂に入れるなら、熱めのお湯に10分くらい入って、水シャワーすれば一発でととのえるんだけどね。それだけでも十分気持ちいいから。

上野 温冷交互浴ね。

勝俣 そうそう。それかみんなで竹ちゃんに「サウナ傘」をプレゼントして、持っていってもらおうか。

MAO サウナ傘、結構いいんですよね。ビニール傘を逆さにしたような形で、開いて浴槽のフレームに設置するだけなんですけど、スチームサウナみたいになる。ヴィヒタっぽい匂いの入浴剤を入れて温まって、水シャワーしてから浴槽に腰掛けてると「擬似ととのい」はできますね。

竹下 僕が、前回のアメリカ遠征中にやってたのは、サウナの逆バージョンですね。AEWの本拠地があるフロリダは暑いんで、日焼けというか日光浴してからホテルのプールに飛び込んでました。

上野 小嶋さんも何かアドバイスしてあげてくださいよ。

小嶋 うーん、サウナとはちょっと関係ないんですけど、限界まで足トレをすると「ととのう」みたいですよ。

上野 それを俺らによう言うな(笑)。このめちゃくちゃトレーニングをやってる男たちに。

小嶋 いや、僕はそれをまだ味わったことがないので……。

竹下 それくらいもっとやれよってことね(笑)。

MAO ちなみに、DDTの入門テストで腿が燃えたときはととのったの?

小嶋 あ、はい。

上野 そうは見えんかったけどな。「オエッ、オエッ」ってえずいてたし。

小嶋 帰り道にととのいました(笑)。

声援はプロレスのアウフグース

MAO まあ、あとは激しい試合をすることですかね。

竹下 確かに、それはある。たぶんプロレスでととのっちゃうと思うんだよな。

MAO 激しい試合をしたあとに、控室で首からタオルかけて座ってるだけで、ととのいに近いものは感じますから。

勝俣 そうなんだよね。プロレスでととのうんだよな、これが。

竹下 しかも、アメリカは声援がOKなんよ。みんながしばらく声援を受けられずにプロレスがんばってる中、先にもらっちゃうのは申し訳ない気持ちもあるんだけど。

MAO 声援はプロレスのアウフグースですからね。

勝俣 あるとないとで、ぜんぜん違うよね。

MAO 特に僕らがやるようなハードコアマッチは、お客さんのリアクションでどんどんバカになれるんですよ。声援がないとふと我に返っちゃう瞬間もあるけど、瞬馬は無観客でもやってたよね。

勝俣 デスマッチを始めた最初の1戦はギリギリ声出しが大丈夫な状況だったけど、2戦目以降はもうできなくなっちゃったね。声援OKの環境でデスマッチやったら、自分が何しちゃうだろうっていう楽しみはある。

MAO 痛みが重なっていく中で歓声をもらうと「もっといったれ!」ってどんどんバカになるからね(笑)。

勝俣 『俺の家の話』(編注:2021年1月期にTBSで放送されたドラマ。主演の長瀬智也がプロレスラー役を演じ、劇中のプロレス監修をDDT所属の木曽大介レフェリーが担当した)の撮影のときに、実際のプロレス会場みたいにエキストラの人たちが声を出すシーンがあったんだけど、あのときでさえめちゃめちゃテンション上がったからね。「これこれ!」って。

上野 あれは爆上がったね。そう考えると小嶋は、デビューからずっと声援禁止なのか。

小嶋 はい。

上野 いまは「おお……」とか「うわぁ」とか、漏れ出すものがあればうれしいって感じで掴み取ってるけど、昔は入場するだけでものすごい声援をもらってたわけだから、気持ちの作り方からしてぜんぜん違うんだよね。だから、小嶋なんかはある種、苦行だと思う。声援というご褒美がないまま、負けて悔しい思いして、ネットで弱いと叩かれて(苦笑)。仮に負けたとしても、声を出してくれる人がいれば、その人のためにもまたがんばろうって思えるけど、それがないのは結構つらいと思う。

竹下 それでいえば、小嶋は一番しんどいときにデビューをしてるから、これから先はいい方向しかないんだよな。

上野 そうね。また声援ができるような状況になったら、小嶋はもう一皮剥けるんだろうなと思います。

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