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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 永田町を汚染していった“甘い果実”

安倍家の“旧統一教会人脈”、永田町を汚染していった「当選」という甘い果実

あびる優、元夫による7歳娘への“洗脳”

 さて、タレントのあびる優と前の夫の才賀紀左衛門との7歳の娘をめぐる「親権争い」を文春は先週報じた。

 娘の親権は、あびるが持つことが確定し、娘の身柄を引き渡す合意書が締結された。

 だが、才賀は引き渡さず、次第に、娘も母親を嫌がるようになっていったという。

 あびるは、才賀が娘を“洗脳”していると難じるが、今年3月に、こんなやり取りがあったそうだ。

「少し前まで『ママだーいすき』と甘えていた一人娘の態度は変わっていた。

『帰って! ママじゃないし』

 Aちゃんは舌打ちすると、こう言い放った。

『あんたなんて、産んだだけのただのおばさんなんだから』(中略)

 この日以降、母娘は一度も会っていない――」(文春)

 これがもし、前夫の「洗脳」によるものだとしたら、統一教会以上のものではないかと考えたくもなる。

 あびるは、娘が戻ってくるまで待ち続けるというが、子どもの頃に刷り込まれたものは、長じてもなかなか消すことはできないといわれる。

 早くしないと、手遅れになってしまうかもしれない。そのためには、いやでも、前夫と話し合うことが必要であること、いうまでもない。

 ところで、私の名前と似ているので気にはなっていたが、詳しく読んだのは今週の文春が初めてだった。

 木本武宏(51)。お笑いコンビ・TKOの片割れだそうだが、相方も、後輩の顔にペットボトルを投げつけ、2000年3月に松竹芸能を退所しているという。

 この木本、お笑いだけやっていればいいものを、投資だとか、仮想通貨だのにはまって、自分だけではなく、ほかの芸人たちに教え、彼らから多額のカネも預かっていたというのだ。

 世間によくある話で、その7億円とも8億円ともいわれるカネを返せずにトラブルになり、テレビの出演もキャンセルされてしまったのだ。

 バカというのは簡単だが、こうしたしょうもない話に乗っかる方も悪い。

 文春の電話直撃に木本は、

「普段から情報交換をしていた仲間に、『こういう投資話がある』と、自分で精査もせず伝えて巻き込んでしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。本来、お笑い一本でやることを大切にしてきたのに、ある時、投資というものを覚えてしまった。一度失敗したのですが、それで逆に勉強して取り戻したいという気持ちになってしまい、のめり込んでしまったのです」

 スポニチ(8月1日付)はこう報じている。

――お笑いコンビ「TKO」の木本武宏(51)の巨額投資トラブルで、木本が進めている出資者への返金の残額が残り3億円ほどになっていることが31日、分かった。

木本は仲の良いタレントらに投資家を紹介。木本とタレントら約10人から、不動産投資を行っていた投資家Aに3億5000万円、外国為替証拠金取引(FX)をしていた投資家Bには2億5000万円が渡っていた。今回のトラブルでは、総額7億円もの出資金があったとされる。

スポニチ本紙の取材では、トラブル後、投資家Aからは約2億円が木本に戻っている。この金を出資者の一部に返金していたが、木本は「自分が紹介していなければ、こんなことにはならなかった」として、さらに自身で立て替えを計画。関係者は「Aから2億円の返金もあったからか、残りは3億円ほどになっていると聞きました。親族にも借りて立て替えている。これからの芸能生活のこともありますし、何とかしたいのでしょう」――

 しかし、何億というカネをよく集められるものだな。そうまでして返金したいというのは、お笑い芸人としてテレビに復帰できれば、そんなカネすぐに稼げるからではないか。

 お笑い芸人や芸のできないタレントたちに、テレビ局はカネを払い過ぎだと思う。

 カネに麻痺し、より多くのカネを求めるようになる。将来への不安もある。それが悪いとは知りつつ、他人のカネを当てにし、甘言を弄して高額な資金を集め、不確かな投資話につぎ込んでしまう。

 私はつくづく思っている。カネとは全く縁がなかったが、それでよかったと。

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