エルフ荒川、ブチ上げマインドの真髄!「ギャルに性別ない。あと吉本芸人みんなギャル」
#インタビュー #芸人 #ギャル #エルフ荒川
“ギャルマインド3カ条”は──アゲ、ラブ、イェイ!
──ちょっと、僕自身の話をしてもいいですか……?
荒川:もちろんです!
──僕、高校生の頃からロン毛に憧れてたんです。でもずっと自意識が邪魔して、できなくて。20代後半で結婚してからも妻に「短髪の方が似合うよ」って言われて、ずっとちゃんと切ってて。
荒川:うんうん。
──でもコロナ禍に入って、美容室に行くのが億劫で、1年半くらい伸ばし続けてたら、妻に「長髪似合うね」って言われて。こんなことなら、もっと早く伸ばしておけばよかったなぁ……と思って。
荒川:めっちゃいい話! 今のストーリー、全部ギャルです! ロン毛に憧れ続けたのもギャルやし、奥さんの好みに合わせて短髪にしたのもギャル。やっと本当の自分になれてうれしいっていうのもギャル(笑)。“109点”のギャルやったんで、言うことなかったです。“マルキュー”でした~!
──ギャル認定、思いのほかうれしいですね(笑)。僕、ギャルだったんだ……。
荒川 そうですよ! みんなにもっと気づいてほしいですよね。悩んでる子にひとりずつ話聞いて、いちいち言ってあげたいです。「あんた、ギャルやで!」って。
──僕もよりギャルを極めたいので、“ギャルマインド3カ条”とかあったら教えてほしいです!
荒川:(即答で)ギャルは「①アゲ」、「②ラブ」、「③イェイ!」ですね。全部まんまですけど……「アゲ」は「ぶちあげてこ!」ってこと。しんどいときは部屋こもってもええけど、朝だけは日光浴びて~みたいな感じ。
「ラブ」は、大好きな人には「大好き!」って伝えるって意味で。難しいときもあるかもやけど……私、「家論」っていう持論があって。
──家族のことですか?
荒川:家族もそうですけど、建物の家のことでもあって。電車乗ってるとき外眺めてて、「家多すぎっ!」て笑けてくることありません?
──なんとなく……わかる気がします。
荒川:それをもっと広げると、地球って無数の家の集まりやんと思って。ってことは、家の数だけ家族があって、親がいて、育てられ方もみんな違う。夕ご飯食べる時間もお風呂入るタイミングも全部違う。そんなの、わかり合うの絶対無理やなぁって。でも、わかり合えなくても「大好き!」って気持ちはあるじゃないですか。それを大事にするのがギャルやなって。
──深いっ。
荒川:で、最後の「イェイ!」はなんやろうな。なんか……イェイ! みたいな(笑)。まんまですね(笑)。アゲとはまた違うんですよね。なんやろうな。「みんなで、分かち合お~」みたいな。
──喜びをシェアするみたいな?
荒川:いいですね、それでお願いします! 「イェイ」に関してはテキトーにしゃべってました(笑)。
──ちなみに「アゲ、ラブ、イェイ!」ってすごいぶち上がってるなと思ったんですけど、荒川さんはダウナーなときはないですか?
荒川:ありますよ! 私なんてめちゃくちゃ情緒不安定だから、家では死ぬほど落ちてますもん。
──そういうときって、どうやって立ち直りますか?
荒川:草生やしますね、笑います。これ、TikTokでもバズったりしたんで、今言うのちょっと恥ずかしんですけど……(笑)。「しんど……」ってなったときは、無理やり笑顔で「がんばろ!」って言うんじゃなくて、「はっ? しんどっwww」って笑うんですよ。
これはお母さんがけっこうやってて、よく「だるっ……www」って言ってて。理不尽なことってあるけど、お母さんはそれを笑いに変える人だったんですよね。
──たしかに「だるっwww」って言うことで、自分を俯瞰して見れるというか、つらさも客観視できる感じがします。
荒川:そうかもしれない! 自分を悲劇のヒロインにして、スポットライト当てて、上から眺める感じ。「ああもう! 私ってほんとうかわいそうっ!」って演じるみたいな。真正面からつらさを受け止めるんじゃなくて、そうやって物語の主人公っぽく演じる感じにすると、ちょっとラクになるみたいな。
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