宮下かな子と観るキネマのスタアたち42
『オクトパスの神秘』動物と人間はどこまで“ディープ”な関係を築けるか?
2022/08/01 18:00
#Netflix #宮下かな子 #宮下かな子と観るキネマのスタアたち
パートナーの動物と性行為も行う…!
時にパートナーと性行為を行うこともあるズーたちの思考を、獣姦だと非難する意見も多い。その意見も勿論理解できる。
だけど私は、ズーを完全に否定する気持ちにはどうしてもなれなかった。
多様性が尊重され始めている社会の中で、好意を寄せる相手が〝異性〟に捉われないのならば、もはや対象が〝人間〟でなくても1つの指向として理解するべきことのようにも思えたのだ。
それに、ズーはパートナーとの性行為をマストとは考えてはいない。常にパートナーの意思を尊重する彼らの生活を知り、それは、人と人の言語のコミュニケーションよりも深く、相手を理解することに徹しているようにも感じた。
〝ズーとパートナーの動物〟そして〝クレイグとタコ〟の、言語を使わずとも意思疎通させる様子から、そもそも私たち人間同士は、真に心を通わせて接することが出来ているのだろうか? なんて考えさせられる。
動物と人間は、どこまで深く関係を築いて良いものか。
答えがすぐに出せる問題ではないけれど、ただ確かに言えるのは、私たち人間は、命あるもの全てと心を通わせることが出来るということ。相手を理解するのに、種も言語も何も隔たりはないのだと、最近出会った作品が教えてくれた。相手を理解したいという心を重視して、命と接していきたいなぁ。アレルギー、治っていきますように。
様々な意見がある作品だと思うので、皆さんの意見も聞いてみたい! 気になった方は是非ご覧になって、感想教えてください。
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