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内村光良『あしたの内村!!』 に異常事態も…秋の打ち切りがあり得ない理由

内村光良『あしたの内村!!』、放送休止連発の異常事態も…秋の打ち切りがあり得ない理由の画像1
『あしたの内村!!』(フジテレビ系)公式サイトより

『NHK紅白歌合戦』の総合司会まで務めた国民的スターが泣いている?

“ウッチャン”こと内村光良が司会を務める『あしたの内村!!』(フジテレビ系)が放送休止を連発。4月にスタートしたばかりの番組だが、まったく存在感を残せないまま夏を迎え、猛暑なのに首すじが寒い状況となっている。

「月曜20時放送の『あしたの内村!!』は、『痛快TV スカッとジャパン』終了を受けて、司会の内村はそのままスライドしてスタートした番組。『“あした”起こるかもしれないテーマについて様々な対処法を伝えるシミュレーションバラエティ』というテーマです。しかし前番組が低視聴率で打ち切りになったことも影響してか、初回の視聴率は5%台。その後も数字はまったく上向いていません。

 せっかくの新番組なのに、放送ペースもメチャクチャなんです。わずか3カ月で、すでに『ネプリーグ』の特番で放送が4回も飛んでおり、7月には3週連続で放送がなかったので、関係者からは“終わったのかと思った”という声さえ聞かれました」(キー局関係者)

 すでにデビューから30年を軽く超えるウッチャンだが、まったく衰える気配はなく、現在レギュラーは『世界の果てまでイッテQ!』『スクール革命』『THE突破ファイル』(いずれも日本テレビ系)など合計7本。その他に特番で司会を務めることも多く、それら全てで結果を出すのは至難の業だろう。ただそれにしても、『あしたの内村!!』は軸が定まらない。

「初回のテーマはBTSと自局のドラマの番宣。BTSネタがやたらと長く、3回目の2時間SPでも再び韓流ネタを延々と放送したため、疑問の声も噴出しました。視聴者の声が届いたのか、その後、韓国ネタはしなくなりましたが、取り上げるテーマは歌舞伎、鉄道、グルメ、ハワイなど、まるでバラバラ。“対処法を伝えるシミュレーションバラエティ”というコンセプトも早々にどこかに行ってしまったようです。最新の放送では新垣結衣を呼び、危機脱出の方法を紹介するなど努力の跡が見られましたが、かなり『突破ファイル』に似ていましたね」(テレビ情報誌記者)

 スタートからわずか3カ月で、進退窮まった感のある『あしたの内村!!』。今後、どうなるのか?

「視聴率が5%前後をウロウロしていて、放送がたびたび飛ぶような番組は、本来ならあっという間に打ち切り候補ですが、フジテレビとしては超売れっ子の内村とのパイプは残しておきたいところ。『あしたの内村』は特番でも大して数字はよくなかったのにレギュラーにした経緯があり、この秋の改編で打ち切ることはさすがにないでしょう。フジテレビは他にも低視聴率番組がたっぷりあり、手を入れ始めたらキリがないという笑えない事情もあります。

 ただ、多忙を極める内村にしてみれば、低視聴率番組を続けることは自分の顔に泥を塗るだけ。関係者としては、このまま飛び飛びで放送してお茶を濁しながら、なんとかヒット企画が生まれるのを待つ作戦なのでは。内村は子どもにも大人気なだけに、夏休み期間は大きなチャンスかもしれません」(民放バラエティ番組制作関係者)

 一番気になるのは、“『あしたの内村!!』のあした”かも?


木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/08/01 08:00
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