伊藤沙莉が俳優ブレイクの道筋を変えた? ネット配信ドラマに出まくる事情
#全裸監督 #伊藤沙莉 #動画配信サービス
NetflixやAmazonプライム、ディズニープラス……動画配信サービスが普及したことで、俳優たちにとっては地上波ドラマや劇場公開映画だけでなく、配信ドラマ・映画も重要な活躍の場となった。そんな配信作品にひときわ多く出演しているのが、伊藤沙莉だ。
2019年にNetflixで配信された『全裸監督』シーズン1への出演も大きく話題となった伊藤。その後、Huluで配信された『モモウメ』、『全裸監督』シーズン2、ディズニープラス『拾われた男 LOST MAN FOUND』、Hulu『あなたに聴かせたい歌があるんだ』などのドラマシリーズに出演。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』でもヒロインを演じている。
なぜ伊藤は、こんなにも多くの配信作品に出演しているのか? 映画関係者はこう話す。
「単純に伊藤沙莉さんの人気が高く、オファーが多い。もちろん地上波ドラマにも出演していますが、地上波の場合、同じクールの複数のドラマには出演しづらいという事情があります。最近では掛け持ちする俳優も増えてはいますが、スケジュールの都合でも難しいし、局同士のライバル関係もあるので配慮は必要です。また、テレビ局としても、同じ俳優ばかりを使っているとイメージが定着してしまうので、何クールも連続して起用することはあまりない。つまり、地上波の場合はそこまでたくさんの作品に出られないんです。
でも、ネット配信のドラマであれば、配信時期を気にすることもないし、“裏かぶり”のような縛りもない。撮影スケジュールも余裕があるので、複数の作品に出演しやすい。だからこそ、人気のある伊藤さんは多くの配信作品に出られるんです」
配信ドラマで人気を得た俳優が、続けざまにいろいろな配信作品に出演するケースは、海外ドラマでもよくあることだ。
「たとえばNetflixで世界的な人気作品となった『ストレンジャー・シングス』の出演者たちは、それぞれ同作の配信後に、さまざまな作品に出演しています。制作サイドとしては、『ストレンジャー・シングス』の人気にあやかろうという狙いもあるわけです。視聴者の心理としても、人気作品を見て好きになった俳優が出ている作品であれば、すぐに見たくなる。出演者がかぶっていれば検索機能のUIでサジェストにも登場するので、視聴者の動線も作りやすい。そういったマーケティング的な狙いもあり、人気作品に登場した俳優が多くの作品に出演しやすいという裏事情もあるでしょう。
そういう意味では、伊藤さんの場合、『全裸監督』への出演がなによりも大きかったと言える。あの作品で一番得したのは伊藤さんでしょうね」(同)
今後、伊藤のようなパターンでブレイクする俳優はどんどん出てくると予測される。
「数年前なら、配信作品は地上波に比べて“格下”と言われていましたが、今はまったくそんなことはないし、世界的なブレイクも狙えるという意味では、配信作品のほうが旨味がある。いい作品に当たれば、その後のオファー殺到も確実だし、地上波よりも早いスピード感で売れることができる。若手俳優も“配信優先”になっていくはずです」(同)
伊藤沙莉のブレイクが、俳優の成功までの道筋を変えたのかもしれない。
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