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日刊サイゾー トップ > エンタメ  >  ハチャメチャ鼎談のかつてない発汗量
「今日は慣れないフリートークに全力で臨みます」

オードリー春日×パンサー尾形×あばれる君! ハチャメチャ鼎談のかつてない発汗量

上島竜兵直系の“笑いの信念”を持つパンサー尾形

 尾形には、笑いに対する強い信念がある。

尾形 「僕は、笑いは笑われてもいい! もう、笑いは一緒!!」
春日 「言うよね。『笑われてるのか、笑わせてるのか?』みたいな」
尾形 「“笑わせてる・笑われてる問題”。俺はもう一緒だと思います、全部。そう思ってないとやってらんないし」
あばれる君 「全部が笑いってことっすね。笑いを作ろうとした時点で、それはもう“笑い”っていう括りに含まれてるから、別にこっちが負い目を感じなくていいんすよね」
尾形 「そうだよ、負い目なんていらないよ!」
春日 「ウケればいいわけだからね、どういう形であれ」

 以前も、尾形は“笑わせてる・笑われてる問題”について言及したことがある。3月22日に放送されたラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)における、上島竜兵とのトークだ。

上島 「(劇団)ひとりの撮った『浅草キッド』でさ、大泉(洋)さんの深見千三郎が言うじゃん。『笑われてんじゃねえよ、笑わせてんだ』みたいなこと。ちょっと、逆なとこない?」
尾形 「僕はそれ、上島さんと同じ考えです。もちろん、あれが一番本当はいいんですよ。いいんですけど、僕はそういうふうにできないんで。笑いは笑いだし……って、俺も思うんですよね」
上島 「そうなんだよ。笑われてもいいし……って思うんだよね」
尾形 「全然いいです、僕は。バカにされてもいいし」

 上島竜兵直系の持論を熱心に説く尾形。芸人・尾形貴弘の根幹をなす信念である。見ると、彼はもう汗だくだ。あばれる君が続いた。

尾形 「センス見せて取る笑いはカッコいいけど、ボロボロになって笑われたって(笑いとしては)同じ!」
あばれる君 「究極言えば、笑い声の大小もないっすよね!」
春日 「大小はあるんじゃない?」
あばれる君 「……」
春日 「やっぱり、ややウケよりも大爆笑のほうが」
尾形 「まあ、そりゃそうだと思うよ」

 あばれる君もすっかり汗だくである。尾形&あばれる君という、汗界のヒーロー2人。前のめりな両者と対峙し、人に興味がない春日が常人枠に入ったため、ちょくちょく不思議な静寂が生まれている。

パンサー尾形とあばれる君がまたしても揉め出す

 汗だけでなく、いつの間にか尾形の顔がむくんでいるのだ。そんな心配な状況で、尾形は笑いの信念を説き続けた。

尾形 「僕、自分の中の決まりごとがあって。(飲み物を手に取り)こういうのがからかったりするじゃないですか? からいものを食べたり飲んだりして、リアクションを取るじゃないですか。そこはもう、“からい”のリアクションで勝負する!」
春日 「ほう。どういうこと?」
尾形 「だから、からいけど我慢して『全然からくないよ』とか……」
春日 「ああ、ひねるというか」
尾形 「そうです。何人かで(リアクションを)やってると、ひねるのが“ボーン!”といくじゃないですか。それはそれでパターンとしてはいいんですけど、俺はそっちでは絶対ないから……」
あばれる君 「いや、俺も。俺も……」
尾形 「俺は、からいものは『からい』、痛いものは『痛い』で勝負する、絶対」
あばれる君 「俺もそうです」
尾形 「(あばれる君に)俺、しゃべってるから、今! 絶対、入ってくんな、お前!!」
あばれる君 「いや、俺も絶対それなんです!!」

「俺、しゃべってるから、今!」と、イラつく尾形。『ボクらの時代』でこんな乱暴なセリフは聞いたことがない。オープニングでは「間に入ってこい」と言っていたくせに、見せ場になると「しゃべってるときに入んな」とナーバスになり、周囲は対応が難しい。

あばれる君 「俺も絶対それなんです! 熱いものは『熱い』、痛いものは『痛い』っていう……」
尾形 「俺が言ってんだよ、それ。言ってる……」
あばれる君 「(遮って)一緒なんですよ!」
尾形 「……」
あばれる君 「本当に一緒で、熱いものは『熱い』、痛いものは『痛い』、からいものは『からい』って言うことが、すげえ重要だと思ってて」

 あばれる君が話している最中、野犬のような目で相手を見る尾形。あばれる君がしゃべり終えると、今度はおなじみの100パーセントの負け顔だ。

尾形 「俺言ったやつじゃん、それ」
あばれる君 「いや、でも本当にそれ、一緒だったんで、居ても立っても居られなくなりました」
尾形 「……」

 なんなの、その「居ても立っても居られなくなりました」「……(怒)」という掛け合いは。ちょくちょく嫌な雰囲気に陥る、この日の『ボクらの時代』。さすがに春日が仲裁に入った。

春日 「まあまあ、『一緒だ』って共通点を見つけたから、あばちゃんも興奮しちゃって。たしかに、完全に奪った形になってるけども。それは尾形さん、あばちゃんも謝ってるから」
尾形 「大丈夫です、熱くなりました」
春日 「さあ、切り替えていこうよ!」

 トーク番組で「切り替えていこう!」なんて回しは聞いたことがないし、「切り替えていこう!」をカットしないスタッフの編集にも他意がある。こんな尻すぼみの流れでCMに入る『ボクらの時代』も、今までに見たことがない。

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