オードリー春日×パンサー尾形×あばれる君! ハチャメチャ鼎談のかつてない発汗量
#お笑い #春日俊彰 #尾形貴弘 #ボクらの時代 #あばれる君
他人に興味がない仕切り役・オードリー春日
朝にそぐわないおじさん同士の口論の直後、何食わぬ顔で「芸人になったきっかけは?」とトークを回そうとする春日の仕切りが乱暴である。回しの役割が果たせていないのに完璧に果たせている感じで座っているし、話題の切り替えも強引すぎる。
尾形はもともと、仙台育英サッカー部のキャプテンを務めたスポーツエリートだった。そんな彼が、なぜお笑いの道に?
尾形 「サッカーで就職したんですよ、1回。実業団に入ったんですけど、『サッカーは辞めよう!』ってなって……」
春日 「へぇ~」
尾形 「『俺、芸人になろう!』って、NSCに入ったんです」
春日 「へぇ~」
「サッカーは辞めよう」という一大決心から芸人を志した経緯が知りたいのに、「へぇ~」を連呼するだけで掘り下げる気配のない春日。
NSC(吉本興業の芸人養成所)入学後、「サンキュー尾形」の名前でピン芸人になった尾形。しかし、舞台では結果を残せずじまいだった。その頃、彼はパンサーでネタ作りを担当する菅良太郎とコンビを組みたいと考えていた。でも、菅は尾形の1期下にあたる後輩。なかなか、思いを伝えられずにいた。
尾形 「言えなくて、もう辞めようと思ってたんです。ピンでこんだけスベって、俺は漠然とラーメン二郎をやろうと思って。仙台にラーメン二郎なかったんで、仙台でやろうと思って。で、仙台に帰る前の日ですよ。新宿のど真ん中を歩いてたんです。新宿って広いですよね? 人も多いし。そこを菅がまっすぐ歩いてきたんです」
春日 「へぇ~」
尾形 「『うわっ、神様が言ってんだ!』と。『“組んでくれ”と言え』って言ってんだと思って、そこで!」
春日 「言ったの?」
尾形 「言ったんです」
春日 「ほぉ。あばちゃんは?」
ちょっ、膨らませてよ! すごくいいエピソードなのに淡白に話をぶった斬り、あばれる君に視線を向け直した春日にびっくりする。基本、人に興味がないので、仕切り役を担ってもトークを深掘りする気がない春日。話は振るが、3人全員が受けにまで気が回らず、結果、上っ面だけで会話が流れ、そこが面白いという前代未聞のストロングポイントを味わっている。
若く見られたくて肉よりライスをおかわりするパンサー尾形
春日 「尾形さんは、芸歴は何年くらい?」
尾形 「芸歴とか……よくないですか?」
あばれる君 「それ、嫌がりますよね」
春日 「ハッキリさせたい。(尾形は)後輩な感じだけど先輩の恐れがある。歳は完全に上だから」
尾形 「歳はもういいじゃないですか。歳の話します!? 俺、歳の話一番嫌いなんですよ!」
ベテラン女優並みに年齢の話を嫌がる尾形。芸歴があると思われたくないのだろう。なんなら、彼はちょっとキレているようだ。あと、けなげにずっと後輩ムーブを取っているのに、画面右上に容赦なく「45歳 尾形貴弘」とテロップが出ているのは笑った。
あばれる君 「尾形さん、この前、ディレクターさんに若いと思われたくて、食えないライス何杯も頼んでたじゃないですか。俺たちは肉頼んでるのに、『俺はライスで!』みたいな」
尾形 「いや、俺は本当に食いたいから食ってたよ、ライスを。3杯おかわりしたよ、3杯」
あばれる君 「いやあ、ライス3杯はいかないでしょう、その歳で! 若手のアピールですよ、あれ!!」
尾形 「変わってないんで、体も。若手なんで。もう、イケちゃうんですよね。(あばれる君を指して)あそこで、ダメよ。肉しか食ってないからね、お前。可愛くないよ、肉なんか食っても。ごはんをグァーって食ってるほうが可愛いじゃない!」
なに、その「肉よりライスのほうが若い」という概念は? 「ご飯3杯食べることが若く見える秘訣」という、誰も唱えてこなかったアンチエイジング法を公開する尾形。画面右上には、「若く見られたくてライスをおかわり」というテロップが踊っている。
尾形 「若く見られてなかったら終わるよ、俺ら? 可哀想って思われちゃったら、見てらんないですよ。笑えないですよね」
春日 「そうね。ジジイがひどい目に遭ってるっていう」
尾形なりに、笑いに対する姿勢があるのだ。若作りした芸人が多いのは、そういう理由もあるのかもしれない。
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