佐久間宣行Pはヒットメーカー秋元康の後継者?アイドルプロデュースの行方に注目
#秋元康 #佐久間宣行
テレビプロデューサーの佐久間宣行が、新たなアイドルを誕生させると発表し、にわかに注目が集まっている。
もともとテレビ東京で佐久間氏が担当した番組『青春高校3年C組』のオーディションで集まった“生徒たち”の部活動ユニットが、2020年にメジャーデビューを果たしている。
“AKB48のようなアイドルの再来”という声もあり、一時は盛り上がりをみせていたのだが、コロナ禍で番組は終了し、それに伴い“生徒たち”の活動も消滅してしまった。やりきれない想いを抱えた数人の“生徒”たちが、再起をはかるため佐久間へ直談判し、事ここに至る、ということになっている。
「同番組には秋元康さんが監修に入っているので、もちろんお秋元さんも墨付き。もともと仲はよかったそうですが『青春高校』の番組制作を通して関係性が深くなったとか。佐久間さんがアイドルのプロデュースをするにあたっては、間違いなく有力な後ろ盾ですよね」(バラエティ番組のプロデューサー)
近年は初期のAKB48のような地下アイドルからメジャーへというのが主流だったが、その後は、モーニング娘。が誕生した『ASAYAN』(テレビ東京系)のような番組オーディション形式のアイドルが再び隆盛している。
AKB48のコンセプトである「会いに行けるアイドル」が体現できないこの時代に、旋風を巻き起こしたのは、韓国の芸能プロダクションJYPエンターテインメントとソニーミュージックが仕掛けたサバイバルオーディション番組で誕生したNiziUが記憶に新しい。その様子は朝の情報番組『スッキリ』(日テレ系)で放送され、彼女たちのヒットに一役買った。
また、同じく『スッキリ』で、AAAの日高光啓ことSKY-HIもボーイズグループBE:FIRSTを公開オーディション方式でデビューさせるなど、「番組を通して視聴者みんなで育てる系アイドル」が主軸になっているように見受けられる。それ以前にも『ラストアイドル』(テレビ朝日系)などが、秋元氏の企画として放送されていた。
振り返ってみれば、1971年から12年間続き、森昌子や山口百恵、ピンク・レディーなどのアイドルがデビューした『スター誕生!』(日本テレビ系)など、素人が育っていく過程からその後も応援するということは、身近なものだった。かくいく秋元も1985年にバラエティ番組『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系)で、おニャン子クラブのデビューに携わってきた。その後も様々なアイドルや企画を手掛けてきて、一時代を席巻したパイオニア。そんな中で今回は、佐久間氏のチャレンジを、後押しをするというわけだ。注目されないわけがない。
「佐久間さんがテレビマンとして優秀なことはすでに有名でしたが、秋元さんもお気に入りのテレビマンの一人としてかねてから名前をあげていました。もちろん、ほかにもたくさんいる中のうちの一人だと思いますが、しゃべりがうまく、多分野に精通し、なおかつラジオ好きな佐久間さんを関係が深いオールナイトニッポンにつないだのも秋元さんと聞いています。秋元さんは佐久間さんの才能を見込んで、テレビ以外の分野へ導いているのかなと思います」(既出・プロデューサー)
アイドルのプロデュースに関しては経験がなさそうな佐久間氏だが、音楽にも精通し、秋元氏とテレビのプロデューサーとしての実績や共通点もあり、期待は高そうだ。
ただし、こんな声も。
「佐久間さんって番組を当てたといっても深夜番組がほとんどで、『青春高校』も視聴率は1%を割ることもあったくらい。番組と関連したイベントなどは成功させてきましたが、テレビマンってまだ、番組制作以外の事業で稼ぐことを、心の底からリスペクトしている人って少ないんですよ。営業なんて、事業を作ってちまちま稼ぐより、クライアントに土下座したほうが儲かるって思ってる人も多いです。ただ、佐久間さんは安定した地位が得られそうな社員の座を捨ててテレ東を退社し、テレビ制作以外の道へと邁進しているので、今回のプロデュース業が“メジャーな仕事”としてどうなるか、密かに楽しみにしています」(バラエティ番組プロデューサー)
テレビの制作を軸としつつ、別の分野へも活動を広げ、テレビマンの新たな形を見せ続けている佐久間氏は“新世代の秋元康”として、称賛を浴びることになるのだろうか?
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こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から、毎月僕が特に気になったエピソードを5つ、こちらでご紹介することになりました。2...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
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