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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ヒコロヒーゲスト回、本末転倒?

『全力!脱力タイムズ』ヒコロヒーゲスト回、懲りすぎたギミックで本末転倒?

ノンスタ井上「俺、映ってなかったんや」

 いよいよ、お待ちかね「コンプラ委員会」のコーナーがやってきた。今回、ヒコロヒーは自分で自分をチェックするのだろうか。「今日の出来は大反省でしょう」と思っていたら、そこに現れたのはNONSTYLEの井上裕介だった。しかも、脈略もなく股間から白鳥の首が伸びたバレリーナの格好をしている。なぜ、いきなり彼が?

 例によって、ヒコロヒーは井上にダメ出しをしていった。

「激痛マッサージの検証中、井上さんだけ本当に痛いマッサージをされたときに、『痛っ! 本当に痛い! うわっ!』というリアクションをされていましたね? もっと、『なんで俺だけほんまに痛いん? 意味ないやん! こんな痛くても意味ないやん!』というツッコミをしたほうがよかったかなと思います」

「激辛の罰ゲームの検証をやってる際、井上さんだけ本当にからい激辛料理を食べさせられたとき、(中略)もっと『いや、なんで俺ほんまにからいもん食わされてんの? 俺こんなん食べても意味ないやん!』というツッコミをされたほうが良かったかなと思います」

 視聴者の頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ。裏で何かをやっていたのだろうか?

ヒコ 「白鳥のパンツ姿でファーストテイクをやらされていたときに、『これ、2時間特番なん!?』というツッコミをされていらっしゃいましたね。あれもどうせでしたら、『いや、意味ないやん!』というツッコミが一番正しかったのかなと」
井上 「好きですね、『意味ないやん!』が。すごい万能ワードになってるけど」
ヒコ 「『意味ないやん!』、もしくは『いや、使う気ないのにいつまで歌わすねん!』まで言っていただいたほうが助かったかなという」
井上 「……使わないんですね、ここ。『使う気ないのに』っていうツッコミをせなあかんってことは、ここは使わない可能性があるという」
ヒコ 「なんならですね、『今日、俺ここまで映ってなかったんやぞ!』までいただければよかったかなと」
井上 「映ってなかったんや……。席が入れ替わって最端になった段階から、『編集で切りやすなるな』ってのはなんとなくわかってたんです。じゃあ、今回はヒコロヒーの回ですね」

 つまり、本当は井上もスタジオにいて、一緒に罰ゲームを受けていたということ。でも、編集で彼の部分は全カットされたのだ。今回の「コンプラ委員会」はヒコロヒーが指摘されるのではなく、放送されていなかった井上の言動をチェックし、同時にネタバラシするというオチである。

 2007年放送『くりぃむナントカ』(テレビ朝日系)で、わざとカットされやすいポジションに立ち、カットされやすい言動を繰り返すことで最後までオンエアに登場せず、エンディングで視聴者と共演者にネタバレする「実は国生さゆりもいた」という企画があったが、それを彷彿とさせた。

ヒコロヒーがパーソナリティを務めるラジオ番組『ヒコロヒーのストロベリーワンピース』(GERA放送局)7月7日配信回で、この回の『脱力タイムズ!』は告知されている。

「ぜひ、チャンネルを変えずに最後まで見ていただきたいということしか、今、私は言えないんですけども。最初から最後まで注意深く見ていただかなければ……という回かな。その回(の収録)が終わったときに、有田御大とスタッフさんが全員口を揃えて『今日は伝説の回になったよ』『これは語り継がれる回だよ』とおっしゃっていて。(中略)ちょっと期待半分、不安半分というのがオンエア前の私の気持ちでございます。これ、本当どうなるんやろな? 正直、チャンネルを途中で変えられたら終わりかなっていうのがあるんですよ。なので、本当に注意深く最後まで皆さんには見ていただきたいなという感じかな」(ヒコロヒー)

 本編を見返すと、たしかに井上の脚だけ映り込んでいる場面があるし、ヒコロヒーが下手(向かって左側)に顔を向けているシーンも不自然に多い。というか、彼女の両側にアクリル板があるのも伏線だった。「コンプラ委員会」で井上と視聴者にネタバレする役目が必要なので、この日はヒコロヒーがゲストに選ばれたのだろう。その人選も伏線だった。

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