パンサー尾形、オードリー春日、あばれる君…“体を張る”芸人たちのプロの矜持
#春日俊彰 #尾形貴弘 #ボクらの時代 #あばれる君
日曜朝の対談番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に、オードリー春日、パンサー尾形、あばれる君の3人が登場。体を張って笑いを取ってきた3人が、とかく“軽く”見られがちな体を張る仕事の苦労を語り合った。
「『ボクらの時代』は、毎回さまざまなジャンルで活躍する3人が集まり、司会を置かずに3人が自由に語り合う番組。今回の対談は、春日、尾形、あばれる君の3人が一緒になった飲み会のことを春日がラジオで語り、『3人で「ボクらの時代」に出られたら最高だな』と話したら、即オファーがあったそうです。
普段はイジられる側の3人だけに、トークがどのように進むのかと思われましたが、トークを回したのは3人の中では先輩にあたる春日。これまでで一番つらかった仕事、危ない仕事に行く時の心境、“笑わせているのか・笑われているのか”の悩みなど、彼ら独特の仕事スタイルについてたっぷり語り合いました」(テレビ情報誌記者)
しゃべりで笑いを誘うよりも、体を張る姿を見る機会が多い3人だけに、新鮮味が感じられたこの対談。現場では計算などせず、ガムシャラに突き進んでいるのかと思いきや、そこには細やかな配慮があるという。
「あばれる君が春日と一緒に激辛メニューに挑戦した時、あばれる君が全速力で料理を平らげたら、春日はその横で、ご飯を1粒1粒ゆっくり食べていたそうです。あばれる君が“とにかく食べきらなきゃ”という思いだったのに対し、春日は“スタッフが怖くなるぐらいまでやりたい”というのがモットーだそうで、ゴールは一緒でもやり方は違うようです。
一方、尾形は年齢をとにかく気にしていて、ディレクターに若く見られるために、焼肉屋でライスをモリモリ食べていたとのこと。“若く見えなくなったらおしまい”、“年寄りがつらそうにしてたら笑えない”という理由だそうで、これは体を張る芸人に共通の課題のようです」(同上)
これまでのキャリアでは、落とし穴の中に7時間以上ほったらかしにされたり(尾形)、猛牛に吹き飛ばされたり(あばれる)と、数々のつらい経験をしてきた3人。バラエティ番組制作関係者も、体を張る芸人の裏の努力には頭が下がる思いだという。
「あまり舞台裏を事細かに明かしてしまうと興醒めですが、リアクション芸人が面白いのは偶然でなく、そこにはきちんとテクニックがあるからです。
途中でドッキリだと気付いても、きちんと最後まで引っ掛かったフリをしますし、罰ゲームを受けて痛がったり苦しがったりする際も、カメラの場所だけは確認するのが当たり前。パイ投げを喰らえば、生クリームが顔全体にベッタリつくように自分で顔を持っていったり、小麦後に落ちれば、口の中に小麦粉を含み、カメラが寄って来たタイミングで口から粉をプハーッと吐くのがお約束です。
ネットが全盛の今、視聴者がコンテンツに時間はどんどん短くなっていて、お笑いでもオチまでが長いトークは敬遠されがち。“ながら視聴”も多いので、前後の文脈がわからなかったり、音量がミュートでも笑えるリアクション芸人はありがたい存在です。近年は急速にコンプライアンスが厳しくなり、居場所が狭まりつつありますが、体を張る芸は一発で笑いが取れるので、決してポジションがなくなることはないでしょうね」(バラエティ番組制作関係者)
ダチョウ倶楽部や出川哲朗が切り拓いた道は、後輩たちに脈々と受け継がれているようだ。
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