ペヤング、7月新商品は“油3部作”!「迷油」ってナニモノ? 全レビューしてみた
#カップ麺 #カップ焼きそば #ペヤング #カップ麺一行3昧
2022年7月。「ペヤング」から3週連続で新商品が発売されましたが、「迷油」、「オリーブオイル」、そして「ガーリックマヨネーズ」という、まるで“油”縛りのような3商品。今回はこの3商品を“油3部作”と命名し、それぞれレビューしていきます。
特に「迷油」なんて商品だと、ペヤングさんが久々にやらかしてきたか? という気配があり、怖いやら楽しみやら。「ペヤング」のいつものキャラと違う「オリーブオイル」や、ゴリゴリにジャンキーそうな「ガーリックマヨネーズ」も、キャラが濃そうです。
迷っている? 迷わされている?「ペヤング ソースやきそば迷油」
ひとつ目の“油ペヤング”は、「ペヤング ソースやきそば迷油」214円(税別)。最近はすっかり真面目・優等生路線が板についてきた「ペヤング」ですが、久々に頭の中が「?」だらけになる商品名。一体何に迷っているのか、それとも食べる側を迷わせようとしているのか。
中国語では、「迷」には「病みつきになる」とか「マニア」という意味があるようで、今回の「迷油」にもそんな意味が込められているのかもしれませんが、傍目には商品開発で路頭に迷っているようにしか見えません。
「迷油」という、迷っているような商品名でありながら、パッケージには「逸品」とも書かれており、自信があるのかないのか、ペヤングさんの錯乱ぶり、もしくは二重人格ぶりが見て取れます。ちょっといろいろ心配になってしまいますね。
「ソースやきそば」に「特製調味油」を入れたと書かれており、いつものペヤングを油まみれにしたということでしょうか。
別添袋は、いつもの「ペヤング」と同じに見えるソースとかやく、そしていつもは「ふりかけ&スパイス」の袋なのが、今回は赤に黒い文字で目立っている「調味油」の大きな袋が入っていました。ズッシリしていて、中にはたくさんの油が入っているようです。
この「調味油」によって、内容量がいつもの「ペヤング」より20グラムも重たい上、脂質もいつもの倍以上あります。筆者はどのパンを買うか悩んだら、ひとまず重たいのを選ぶ貧乏性なので、いつもより重たいペヤングにはお得感があってうれしくなりました。
「調味油」に入っている油は無色透明でしたが、開封して皿に移してみると、外気に触れたからなのか、皿が冷たかったからなのか、少し凝固して白くなりました。本来まったく必要のない工程ですが、練乳を焼そばに入れるような不思議な感覚になりました。
「ペヤング」のいつものソース、いつもの麺、そしていつもの具が使われており、見た目には通常「ペヤング」とほとんど違いがわかりません。ちょっと麺がテカテカしているくらいでしょうか。
メーカーサイトによると、「にんにく風味の特製調味油をかけることで、こってりとした本格的な油そばを再現」したとのことですが、いつものソース味と合わせても油そばのような味にはまったくなりません。
いつもより大量の油によって、「ソースやきそば」を炒めたような調理感が感じられ、油から香るニンニクが、炒めた臨場感を高めています。油そばにはなっていませんが、油を大量に入れる効果はしっかり感じられました。
いつもの「ペヤング」の味は、ソースだけではなく「ふりかけ&スパイス」の影響もとても強いので、今回それがニンニク風味の油に置き換わることにより、見た目にはほとんど同じでも、味は別物と感じることができました。「迷油」なんて商品名ですが、「ペヤング」のバリエーションとしてしっかり成立した味です。
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