『ジュラシック・ワールド』に1作目へのオマージュ盛り込まれまくった理由
#金曜ロードショー #しばりやトーマス #金ロー
7月29日に満を持して日本公開となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の公開直前を記念して今週と来週、2週に渡ってシリーズの一作目と二作目を金曜ロードショーで放送します。まずは第一弾『ジュラシック・ワールド』(2015)。
本作は『ジュラシック・パーク』シリーズの4作目にしてシリーズのリスタートとなる一作目。1作目から22年の時間が経過した……という設定で、これは『ジュラシック・パーク』の公開年1993年から2015年の『ジュラシック・ワールド』へと、映画の中の時間と現実世界の時間が同じになっています。
かつてパークを所有していた会社は22年前の事件で経営が傾き、島の所有権は石油富豪サイモンの手にわたり、彼はパークを再建し恐竜のテーマパーク『ジュラシック・ワールド』としてオープンさせることに成功。今では日に20000人が訪れる人気の観光施設となっていた。
この20000人っていうのが微妙で、東京ディズニーランドの一日の入場者数が4~50000人ぐらいだから、恐竜が住んでいるジュラシック・ワールド、ディズニーランドの半分しか人気ないの? ディズニーランドに恐竜いないよ?
……まあ、それは置いておいて、テーマパークが集客アップのためにアトラクションの追加や入れ替えを実施するように、ジュラシック・ワールドも新しい恐竜を入れ替えて話題作りに余念がない。管理責任者のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、ティラノサウルスをベースに複数の恐竜のDNAを配合し誕生した“ハイブリッド恐竜”、インドミナス・レックスをパークデビューさせる計画を立てていた。
オーナーである富豪のサイモンはパークに出す前に飼育するエリアの防壁が安全かどうかを、恐竜の調教師オーウェン(クリス・プラット)に確認させるよう命ずる。このオーウェンは元軍人だが、これまでのシリーズに登場していた狂暴なヴェロキラプトルの調教に成功していた! 指で音を鳴らしたり、口笛を吹くことでラプトルを制御し、躾けたりすることができる人物なのだ。この映画最大のハッタリがここで「恐竜は犬や猫じゃないんだから!」と思うのだが、オーウェンを演じたクリス・プラットはハリウッド新世代のイケメン・マッチョスターで、普段の趣味は狩猟、はく製づくり、奥さんはシュワルツェネッガーの娘キャサリンという豪快なプライベートなので、恐竜に言うことぐらい聞かせられるだろうなって気がしますね!
そんなオーウェンが防壁を確認すると壁に、何かがよじ登ったような爪痕が。
「まさか壁を乗り越えて逃げたのでは?」
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