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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ほんこん、TKO木本のトラブル報道に私見

ほんこん、TKO木本のトラブル報道に私見 投資詐欺に加担の可能性は「考えられへん」

「損害賠償」が発生する可能性も

 実際、木本がすべての仕事を失うリスクを背負ってまで詐欺行為に加担していたとは考えにくい。木本の手元に資金が残っていないことを鑑みても、お金を持ち逃げした人物に利用されたとみるのが妥当のように思える。

 これが芸人仲間だけの間のことなら内々で処理できたのかもしれないが、被害者として一般人などもいるとなると、木本の社会的責任は免れないだろう。当然ながら法的な責任が生じるおそれもあり、仮に木本がだまされていた場合でも、投資の勧誘をした時点で「民事で損害賠償が生じる可能性がある」と指摘されている。

 もし賠償金を支払うことになったとしても、松竹芸能を退社するとなると、いままでのような芸能の仕事をするのは難しい。表舞台から消えたタレントの駆け込み先としてYouTubeがあるが、昨春に開設した木本のチャンネルは22日時点で登録者数が9000人という惨状だ。とても多額の賠償金のアテにできるようなものではなく、大きな不安がのしかかる。

 相方の木下隆行は「ペットボトル事件」で同じく表舞台からほとんど消えてしまったが、木本はそれと同じような状況になりそうな気配。ある意味、木本の場合は木下よりはるかに問題が深刻だ。TKOがコンビそろって「芸人としてノックアウト」ではシャレにもならないが……。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2022/07/22 21:00
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