ひろゆき、著書への称賛に「ゴーストライター優秀」ホリエモンも公言で崩れるタブー
#ひろゆき #ゴーストライター
ホリエモンも「1文字も書いてない」
ひろゆきと同じく多数のベストセラーがある実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏も、ゴーストライターが執筆していることを隠していない。
堀江氏が出版した小説『拝金』とその第2弾の『成金』(共に徳間書店)について、表紙イラストを担当した漫画家の佐藤秀峰氏が2014年にブログで「実際には堀江さんは文章を書いていません」と暴露した際には、佐村河内守氏の騒動の影響もあって大きな問題になった。
しかし、近年は堀江氏自身がゴーストライターに本を書いてもらっていることを認めている。さらに、2018年には堀江氏の著書を何度も担当した幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏がテレビ番組で「ホリエモンは自分では1文字も書かない」「語り下ろしも最近やってない。ヒット作『多動力』は30万部くらい売れましたけど、僕がカフェでほとんど書きました」とぶっちゃけていた。
著名人の本は、インタビューを基に本人が書いたようにライターがまとめる「語り下ろし(聞き書き)」という手法が一般的。著名人の本に「構成」としてライターの名前がクレジットされている場合は、基本的にそういうことだ。
だが、箕輪氏によると「ホリエモンは語り下ろしすら最近やってない」ということだったので、ゴーストライターが各媒体での発言などを基にした「ホリエモンという概念」をベースに書いたものといえるかもしれない。
以前なら、こうした内情は出版界にとっても著者本人にとっても「タブー」だった。しかし、ひろゆきとホリエモンという「出版界のドル箱スター」がそろって「自分で書いてない」と公言し、それでも高い売上を記録しているのだから「時代は変わった」ということなのだろう。
ひろゆきが配信で述べたように、自分で書かないほうが読者の満足度が上がり、出版社は早いペースで本を出すことができ、当人は何もせずとも印税が入ってくるのだとすれば「Win-Win-Win」の関係ともいえそうだが……。
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