桑田佳祐と長渕剛、夢の共演は永遠に叶わないのか? 紅白出演オファー報道も…
#長渕剛 #桑田佳祐
加山雄三や吉田拓郎、小椋佳、高橋真梨子など、次々と大物ミュージシャンの“引退”が報じられるなか、桑田佳祐(66)が、佐野元春(66)、世良公則(67)、野口五郎(66)、Char(67)の“同世代”を迎えて制作したチャリティーソング『時代遅れのRock’n’Roll Band』が注目を浴びている。
「『時代遅れの~』には、“次世代へのエール“と“平和へのメッセージ“が込められていて、収益の一部は国際NGO『セーブ・ザ・チルドレン』に寄付されるそうです。配信リリースですが、ダウンロード数も好調で、一部メディアでは、早くもNHKが今年の『紅白歌合戦』への出場打診をしたと報じられています。ただ、気になるのは、NHKが話題作りを狙って、桑田サイドと同時に、桑田との確執が伝えられている長渕剛にも“共演オファーをしている”と報じられていることです」(音楽ライター)
桑田と長渕の確執の発端は、83年7月、ナゴヤ球場で開催されたサザンオールスターズのライブだった。ゲスト出演だと認識していた長渕だったが、当日、前座のような扱いを受けたことに激怒。もっとも、その場は我慢してアンコールにも応え、ライブは終了した。
「ところが1988年、長渕が主演したTBS系ドラマ『とんぼ』の劇中に、サザンの曲『みんなのうた』が流れると、長渕が『そんなくだらない曲消せ!』と吐き捨てるシーンが盛り込まれたんです。5年前の意趣返しなのは明らかで、当然、関係は悪化しました」(スポーツ紙記者)
すると今度は、94年にサザンが発表したアルバムの中の1曲『すべての歌に懺悔しな!!』の歌詞が物議を醸した。
「“大学出たって馬鹿だから”“TVにゃ出ないと言ったのにドラマの主役にゃ燃えている”というフレーズが長渕のことを指しているのではないか、とすぐに話題になりました。当然、長渕の耳にも届き、月刊誌のロングインタビューで、“俺は絶対、桑田を許さない”と怒りをぶちまけた。大騒動になったことで、桑田は会見を開き、『自分を含む芸能ロックシンガーを揶揄したもので、特定の誰かを意識したものではない』と否定しましたが、長渕が納得したとは思えません」(前出の音楽ライター)
以来、2人は絶縁状態が続いているとみられているが、その後、長渕が次々とスキャンダルを起こしたこともあって、業界人の多くが桑田を支持していたという。
ちなみに、長渕とは筆者も因縁がある。
長渕は、93年に放送されたTBS系ドラマ『RUN』でも主演を務めているが、その打ち上げパーティー終了後、ADに対して暴行事件を起こしているのだ。
長渕はそのADが、“先輩俳優に対して失礼な態度をとった”として、すでに帰宅していたにもかかわらず、呼び戻したうえで、有無も言わさずサンドバッグのように殴りつけたのだ。当時、長渕の愛人で、同作でも共演していた女優も、そのADにコップ酒を投げつけ、「やれ、やれ」と囃し立てたという。
去り際に長渕は、ADに紙幣を投げつけて「訴えられるものなら、訴えてみろ」と捨て台詞を吐いたというが、この事件をキャッチした筆者がメディアに報じると、今度は、月刊誌のインタビューの中で、長渕が筆者を“与太者記者”と罵倒してきたのだ。
さらに翌年9月、全国ツアーを中止して、長渕が溶連菌感染症で緊急入院した際、入院先の病院で先の女優とイチャついているとの情報を得た筆者が取材を開始し、”仮病疑惑”を東京スポーツ新聞で報じたところ、事務所が「事実無根であり、名誉毀損で告訴する」と通達してきたうえ、“(長渕が)直接、筆者と話したい”と呼び出してきた。
”AD殴打事件”のこともあったため、担当デスクと一緒に、長渕の事務所に話し合いに出かけた筆者だったが、応対に出てきたのは、その日に長渕の所属事務所社長に就任したという東芝EMIの元社員で、本人は不在だった。話にならずに帰ったが、後日、関係者に話を聞いたところ、そのとき長渕は事務所内に隠れて、筆者の顔写真を撮影していたという。
手口の姑息さに呆れるばかりだったが、そんな長渕が逮捕されたのは95年1月。暴行ではなく、以前から噂されていた大麻取締法違反だった。
「愛人だった女優も警察の調べを受け、結局2人は別れました。もっとも、暴力については、その後も懲りることなく、関係者への暴行は日常茶飯事でした。実際、元マネージャー男性から、暴行や暴言を繰り返されたとして民事訴訟を起こされたこともあります。ほかにも示談で解決したものもありますが、そもそも、彼は空手の有段者なんですからね、大問題ですよ」(芸能ライター)
ダーティな噂が絶えず、関係者が離れていった長渕に対して、今も昔と変わらず支持を受け続けている桑田。
NHKが画策しても、この2人が相まみえること永遠になさそうだが、ともあれ、『時代遅れのRock’n’Roll Band』の活躍には期待したい。
(文=本多圭)
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