ナパーズ、隣に並んだ怖そうな車に無茶振りで…凄まじい幸福感
#お笑い #YouTuber #檜山豊
みなさんは”ナパーズ”というグループをご存知だろうか。
正直この名前でピンとくる人は少ないだろう。ではTikTokやYouTubeで、信号待ちで停まった隣の車やバイクに対し、映画『ワイルドスピード』のセリフやスピッツのチェリーや、残酷な天使のテーゼの歌詞をムチャ振りし、振られた相手がそれに答えるという短い動画は見たことがある人も少なくないはず。まさに車に乗り、そのムチャ振りをしている2人組こそ、YouTuberのナパーズである。
一見すると若者が悪ふざけをし、隣に停まっている車やバイクのドライバーに迷惑をかけているようにも思えるかもしれない。さらにいうとTikTokやYouTubeのショート動画では、隣のドライバーは必ずノリ良くムチャ振りに答えるために「ヤラセ」疑惑すら出ている。
かく言う僕も実は、最初そのようにこの動画を見ており、あまり良い印象ではなかった。しかしこのショート動画だけではなく、YouTubeに上げている元動画を見ているうちに、違う印象に変わっていったのだ。
今回はそんな「ナパーズ」を元芸人目線で分析し軽掘りしていく
バズる企画を持ってるナパーズの魅力
まずは「ナパーズ」の簡単なプロフィールから紹介しよう。
運転席からムチャ振りをするのが「ツバサ」さんで、後ろの席から音を鳴らすのが「トモヤ」さん。2人とも現在25歳で出身も活動拠点も横浜である。
2人共YouTubeやTikTokの活動だけではなく、別で仕事もしている。ツバサさんは会社員、トモヤさんに関しては会社を経営しているとのこと。
現在ナパーズのYouTube登録者数は10万人強で、まだ大物YouTuberというわけではない。しかしショート動画の再生数は多いものだと800万回も再生されている。名前は知らないが動画は知っているという人が多いのも頷ける数字である。
2人ともきちんと別の仕事をしつつ、これだけバズる企画を生みだすというのは驚くべき才能である。
しかもナパーズはYouTubeを初めてわずか10か月程度でそこまでバズったのだから並大抵ではない。もちろん最初からバズったわけではない。YouTubeを見る限り最初の頃は、誰かがやってバズったような企画を真似していた。何年も前に話題になった「マクドナルドのドライブスルーで歌を歌い注文してみる」のをそのままやってみたり、空手世界チャンピオンの福地勇人さんや殴られ屋kenjiさんのように路上で殴られてみたりなど。比較的スリリングな動画を使い視聴者数を稼ごうとしていたように思う。
その中のスリリングな企画のひとつとして「隣の車にムチャ振りをする」というものが生まれ、瞬く間に話題となったのだ。
ではなぜこの動画が、他とは違い話題となったのか?
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