『わた婚2』『HiGH&LOW』ほか出演の塩野瑛久、闇をまとう――。
#塩野瑛久 #ハイロー
川村壱馬には僕が一方的に惚れてる
――話を少し戻しまして……本企画は「黒」をテーマにしているのですが、これまで演じられた中で、ノワール的な役柄というと、やっぱり『HiGH&LOW THE WORST』の小田島でしょうか。
塩野 そうですね。『ハイロー』は僕が憧れてた世界観でもあって。高橋(ヒロシ)先生の『WORST』とクロスオーバーした作品なんですけど、まず鳳仙学園の制服を着られたってことが本当に嬉しくて。憧れの現場だったので、気合は入ってますよね。
――改めて振り返ってみて、小田島役はどうでしたか?
塩野 元々与えられてた役柄としては、頭が良くて、あの中では頭脳派で、参謀で、とは言われてたんですけど。それだけじゃ多分、視聴者の印象にも残らないだろうなあ、と。ある意味あれはもう、バトルなんですよ、演者同士の。あれだけの人数がいるので、その中でどう表現するか。試されてるなって。嬉しいことに鳳仙チームは、1人以外はほぼ共演経験があって、チームワークみたいなものをすごく出せましたし、それぞれが思い描いてる役柄も全然バラバラで、みんなそれぞれに色がすごい出てて。みんな大好きですね、鳳仙チームは。
――今年公開の続編でその鳳仙チームが再集結するわけですね。
塩野 「帰ってきたな」って感じでしたね、現場は。今回もアクションエンタメ感満載なので、何も考えずに見れるってところが一番いいんじゃないかな。
――前作の撮影からは4年ほどのブランクがあったと思いますが、すぐに小田島に戻れた感じだったんですか?
塩野 どうだろう……なにせ(前作での)小田島のシーンって、ファンの方が僕の出演時間を数えてくれてたみたいなんですけど、7分しかなかったんですって。普通の会話をしてる小田島は別にそんなになかったし。だから今回は、自分の中では小田島でやってたつもりなんですけど、監督から「もうちょっと前回の感じでいいよ」って言われたりもしました。だから、もしかしたらちょっとずつ取り戻していったのかもしれないですね。
――でも、7分であれだけインパクトを残せたっていうのはすごいことだと思います。それこそ『来世ちゃん』とかは、小田島を見てキャスティングしたとか。
塩野 祖父江さん(祖父江里奈プロデューサー)ですね。そうなんです。
――やはり転機になったという感覚はありますか。
塩野 WORSTで知っていただいたって人もたくさんいるので、それは嬉しいですね。とてもいい環境と役に出会えたっていう気はしています。それが今回(『HiGH&LOW
THE WORST X』)はパワーアップしてるんじゃないかなって思いますし、完成が楽しみですね。
――ちなみに『ハイロー』っていうとLDH所属の方がたくさん出ていて、今まさに塩野さんはLDH所属なわけなんですけど。塩野さんのドラマデビューがEXILE AKIRAさん主演の『GTO』だったことを考えると、不思議なめぐり合わせですね。
塩野 そうなんです。『GTO』の時に白濱亜嵐くん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)とも共演してるんですけど、まぁ言っても当時の僕はセリフがあるかないかで。教室の隅っこのほうで、画角に映るか映らないかぐらいのところで、ちっちゃくお芝居をしてたわけなんです。『PRINCE OF LEGEND』(日本テレビ系/2018年・劇場版は2019年)で片寄涼太くんと共演して、その時に(GENERATIONSの)ライブに行かせてもらったんですね。そしたらトロッコに乗ってきた白濱亜嵐くんが僕に気づいて手を振ってくれて、でも「まさかな」と思って後々楽屋挨拶に行った時に「久しぶり」って言ってくれて。いや、あんな端役だったし、なんでそんなトロッコの上から見つけられるの?とか思って。素晴らしいなって。
塩野 自分でも振り返ってみたら「そういえば」って、びっくりします。ご縁ですよね。それでいうと、本当に最近思い出したんですけど、『私たち結婚しました 2』(ABEMA/2022年)でトリンドル(玲奈)さんと一緒だったんですけど、よくよく思い返したら、ジュノンボーイコンテストの告白審査みたいな時にトリンドルさんに告白してるんですよ。
――へぇ!
塩野 ご本人に伝えることはできませんでしたけど。
――それもまたすごいめぐり合わせです。LDHの話に戻ると、『HiGH&LOW THE WORST』でも一緒だったTHE RAMPAGEの川村壱馬さんとすごく仲が良いですよね。1月放送の『The Gift』(日本テレビ系)で川村さんが塩野さんに手袋をプレゼントされてたり。
塩野 コロナ禍もあって、「会おう」っていうのはなかなか言えてないんですけど、そんな中でも企画とかで僕の名前を挙げてくれて、プレゼントをくれたりと、本当に嬉しいですね。でも、個人的には僕が一方的に惚れてると思ってるんですけどね。才能というか、努力でもあるんですけど、パフォーマンスしかり歌しかり、でもお芝居に何より惚れ込んでいて。すごい素敵だなって思ってます。
――ちなみに『探偵が早すぎる』の役はカズマ(和馬)でしたよね(笑)。漢字は違いますが。
塩野 さすがにそれは自分から『壱馬、今度和馬って役やるんだよ』とか言わないですけど(笑)。それもご縁なんですかね。
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