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ガーシー参院選当選有力で岸田官邸と政治部記者が戦々恐々

ガーシー参院選当選有力で岸田官邸と政治部記者が戦々恐々の画像1
『【公式】芸能界の闇速報【東谷義和・ガーシーch】』より。

「無視したら無視したで面倒そうなので、一応、担当記者はつけるつもりですが……」

 そう政治部デスクが頭を抱えるのが、7月10日投開票の参院選で議席を獲得しそうな、立花孝志氏(54)率いるNHK党の扱いだ。

 今回、立花氏本人は、NHKを提訴した人の裁判費用を肩代わりしている事から公職選挙法に抵触する可能性があり、立候補していない。その代わり選挙区や全国比例で候補者を立てまくり、党首として東奔西走している。

 そんな同党が、マスコミ各社の情勢調査では全国比例で100万票近くとり、1議席を確保する勢いだという。参院選の比例候補は、衆院選と違って名簿順位がなく、獲得票数で当選者が決まる。では誰が議席を取りそうかと言えば……。

「暴露系YouTuberのガーシーこと東谷義和氏(50)ですよ。今は中東・ドバイにおり、日本に帰国せずSNSで選挙活動をするという前代未聞の事態。そのため、マスコミ各社は東谷氏の写真素材がない。しかしYouTubeチャンネル登録者数は120万人を超え、選挙に関心のない若者の心をとらえています。人気俳優の全裸写真を投稿したなどとして、ツイッターやインスタライブがBANされたものの、それがまたネットニュースとなり、話題になり続けています」(前出・デスク)

 ガーシーを単なるキワ者扱いしていた政治部は大慌て。なぜなら政治部は、無所属の国会議員なら無視できても、国政政党となると、自民党などと同列に扱わざるをえないからだ。

 全国紙記者が嘆息する。

「同党の現職は非改選の参院議員が1人いるだけで、ガーシーも何らかの役職につくでしょう。記者会見を開けば、記者を派遣せざるをえない。一方、気に食わない質問をすれば、名刺などがさらされる危険性がある。リスク管理のできる中堅クラスが担当になりそうです」

 ビビっているのは記者だけではない。大手メディアはスルーしているが、東谷氏は、岸田首相の懐刀・木原誠二官房副長官のスキャンダルを暴露している。

 昨年12月、楽天の三木谷浩史会長主催の“美女を集めた”パーティに木原氏が出席。泥酔して、携帯電話を紛失したというのだ。

「緊急事態宣言ではなかったものの、第6波が始まろうとする頃で、東京都は『3密』の回避、飲食の人数制限を訴えていました。もし事実なら、政府高官としてあるまじき行為です。木原氏は公の場で説明していませんが、ガーシーが政治家になれば、しつこく追及してくると見られています」(官邸記者)

 NHK党の台頭は、混とんとしたSNS時代の象徴だろう。

 だが、「参議院は良識の府」などと言われたのは、過去の話になりつつある。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2023/01/24 20:52
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