ガーシーに「元宿敵」のヒカルが応援演説　確執を乗り越え互いに認め合う仲に

　人気YouTuberのヒカルが3日、東京・新宿で実施されたNHK党の街頭演説に登場。同党から比例代表で参院選に出馬している暴露系YouTuberの「ガーシー」こと東谷義和と完全和解していたことを明かし、まさかの「応援演説」に東谷が感謝の思いを語った。

　同日、ヒカルと実業家の「青汁王子」こと三崎優太がホストを務めるYouTube討論番組『賛否両論』の収録があり、NHK党の立花孝志党首がゲスト出演していた。収録終了後、ヒカルは三崎と共にその足で街頭演説にサプライズで登場した。

　ヒカルといえば、昨年12月に東谷が詐欺まがいの行為をしていたことをYouTube上で実名告発。一部視聴者が東谷の実家の住所をネット上にさらすなどして暴走し、その影響で家族に危険が及んだとする東谷がヒカルに激怒したことが「暴露系YouTuber・ガーシー」の誕生につながった。

　こうした経緯もあって、立花党首はヒカルに「ガーシー生みの親」と命名。立花党首から東谷との現在の関係を問われると、ヒカルは「正直言って仲は悪くないです。電話で和解もしました」と明かした。

　続けて、ヒカルは「ひとつ不満なのは……僕、ガーシーさんにアテンドされてないんですよ。アテンドされずに攻撃されるのはキツイんで、ガーシーさん、次アテンドお願いします」と冗談交じりに語った。

　これに三崎が「ガーシーさんは僕が大変だった時に『なんでも言ってな、協力してやるから』と言ってくれた。だから僕もドバイまで行ってアテンドしてもらおうかな。そうしたら元気になれるかもしれない」とかぶせ、聴衆の笑いを誘っていた。

　その一方、ヒカルは東谷が当選する可能性に言及した上で「本当に時代が変わる。テレビからネットの時代に変わって、ダメなことが表にめくれちゃう時代がきているなと思っていて。隠しごとができない時代がきている」と話し、その象徴である東谷にエールを送っている。