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ジャニーズ、“性加害”疑惑追及を封殺? “因縁”の海外メディアに岡本圭人登場

ジャニーズ、“性加害”疑惑追及を封殺? “因縁”の海外メディアに岡本圭人登場の画像
岡本圭人

 元Hey! Say! JUMPの岡本圭人が、日本のポップカルチャーを紹介する海外メディア「ARAMA! JAPAN」の独占インタビューに応じ、話題を呼んでいる。

 岡本といえば2018年6月、アメリカの演劇学校「アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツ(AADA)」ニューヨーク校に同年9月から2年間にわたって留学をすると発表したが、卒業後も帰国することなく、Hey! Say! JUMPを脱退するという判断を下したことが昨年4月5日に明らかになった。

 事務所に在籍したまま俳優業を続けるとした岡本は、2021年8月から実父・岡本健一と親子共演も果たす舞台『Le Fils 息子』で主演。今年6月からは、東京・新国立劇場 小劇場で上演される内野聖陽主演の舞台『M.バタフライ』に、ある秘密を抱える“女優”ソン・リリンとして出演する。岡本はこのプロモーションでさまざまな媒体の取材を受けているが、「ARAMA! JAPAN」への登場もこの一環のようだ。

「岡本初の英語インタビューになるそうで、留学や脱退についても話しています。当初は2020年6月にニューヨーク留学が終わる予定だったもののコロナ禍で予定が狂い、ロックダウンの中、ニューヨークの自宅に籠もっている間に“自分がなりたいのは舞台俳優だ”との思いが膨らんだのだとか。彼の決断をJUMPのメンバーは尊重し、サポートしてくれているそうで、今も連絡を取っているとのことです。また、幼少期にイギリスに住んでいたため英語が得意ということで知られる岡本ですが、自分の英語がイギリス訛りだということに気づいていなかったようで、ニューヨーク留学では自分の英語がまったく通じず、イチから発音を学び直すなど苦労した話も披露。留学中は熱心に演劇の勉強をしていたようで、9月からが新学期のアメリカの学校は夏季休暇が長いのですが、その期間を利用してイギリスの演劇学校でシェイクスピアを3カ月学んだそう。AADA卒業後もロックダウン前のフランスに渡って演技の勉強をしたとも話しています」(女性誌記者)

 しかし、この岡本の登場は一部で波紋を呼んだという。この「ARAMA! JAPAN」が昨年1月、思わぬ形で騒動を引き起こしたからだ。

「2019年に退所した元ジャニーズJr.の前田航気のインタビュー記事が公開され、ジャニーズJr.の内情が明らかになったんです。マネージャーへの電話一本で退所できたことや、写真に撮られたりファンに見つからないよう注意すれば恋愛OKと言われていることなど赤裸々に語っていましたが、特に大きな注目を集めたのが、故ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害疑惑についての質問。前田は、性的虐待にあたるかどうかについては明言を避けつつ、『僕に言えるのは、ジャニー喜多川はゲイだったということ。そして、彼との性交渉を望んだジャニーズJr.も中にはいたこと。なぜなら、誰がデビューするかの決定権を握っていたから。これが虐待のうちに入るのかどうかはわからないが、ジャニーズJr.(の一部)と喜多川の間で性行為があったことは確かだ』とはっきり回答したんです。『ARAMA! JAPAN』はTwitterフォロワー数2.7万人など小規模なメディアで、通常なら大して注目も集めなかったでしょうが、この部分がSNSを中心に拡散され、新年早々ネット上は大騒ぎ。すぐに記事が修正され、性加害疑惑関連の質問と回答はすべて消去されました。今やインターネットアーカイブからも削除されていますが、記事にはコメント欄があり、そこに該当部分が転載されたままなので、あまり意味はありませんでしたけどね」(同上)

 今回、岡本が同メディアにインタビュー出演した背景に事務所の“意図”が透けて見えると芸能記者は語る。

「前田航気の記事が修正された際、これを取材・執筆した記者は、どこからかは明言しませんでしたが“要請”を受けて記事は修正されたと弁解した。そしてこうしてジャニーズ所属タレントが独占取材に応じたということは、事務所がこのメディア、あるいは記者とコンタクトが取れる状態にあるということ。ジャニー氏の“疑惑”について言及することは、これでもう二度とないでしょうね。岡本を取材したのは前田の時と同一人物で、この記者は昨年9月には『ジャパンタイムズ』掲載用にKing & Princeのメールインタビューもしており、Twitterではそれ以降、ジャニーズ事務所の公式アカウントにたびたびメンションを付けるなど、すっかり“ジャニーズ側の人間”になった様子。前田の記事が公開されたときは『ジャニー喜多川氏のアイドルに対する性的虐待疑惑についても話を聞いた』と誇らしげにツイートし、日本のメディアが口を閉ざしているのは国内ではジャニーズの影響力が絶大だからだとも言っていたのに……。今回も岡本が演じる役柄に関連して性的マイノリティについての話が出ていますが、もちろんジャニー氏について触れることはなく、岡本も一般論でしか答えていません。『ARAMA! JAPAN』の更新は大半をこの記者が担っている様子ですから、他の記者が疑惑を蒸し返すこともなさそうです」

 ジャニーズ事務所は海外に向けて英語で情報発信をする公式Twitterアカウントがあるが、しっかり「岡本圭人の独占インタビュー」として「ARAMA! JAPAN」の記事を宣伝している。同メディアが今後、ジャニーズ事務所の闇に切り込むことはおそらくないだろう。

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宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2022/06/30 17:52
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