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新潮砲第2弾、皇居内を1時間も“散歩”していた謎の中国人男と皇宮警察の“隠蔽”

新潮スクープ第2弾、皇居内を1時間も“散歩”した謎の中国人男

 先週、新潮は皇宮警察の上の人間たちが、愛子さんや眞子さんたちを侮辱する発言を繰り返していたとスクープした。前代未聞の不祥事だが、テレビはともかく、新聞もこの大スクープを追いかけ、続報を打つというところはないようである。

 今週の新潮は、今度は不審な中国人男性が皇居内を1時間にわたって徘徊していたが、その事実を隠蔽していたと、スクープ第2弾を報じている。

「一昨年の10月19日、不審な中国人男性がおよそ1時間にわたって皇居内に侵入、自由に徘徊するという事案が発生しました」

 そう明かすのは、ある皇宮警察OBだ。

「男性は当日、皇居内にある宮内庁書陵部が所蔵する資料の閲覧に訪れていました。ところが、本来なら利用者は最寄りの北桔橋(きたはねばし)門を通って皇居から退出すべきところ、男性は帰りに本丸から百人番所を経て、境界柵を不正に越えてしまったのです」

 そこから、思いもよらぬ展開になったという。

「車馬課の前を通って宮内庁庁舎へと入り込んだ彼は、地下の食堂で昼食までとっています。その後は、宮殿の西玄関から北庭へと抜け、盆栽の仕立て場である大道庭園へ。引き返したところ、ようやく賢所通用門近くの『吹上仲門』で身柄を確保されたのです」(同)

 問題なのは、徘徊ルート上の庁舎近くには坂下護衛署の供溜(ともだまり)警備派出所が置かれていたにもかかわらず、護衛官はこの男性をそのまま通していたというのである。

「当時、警察庁警備局長だった大石吉彦・警視総監は、ことの経緯を聞かされて激怒し、直ちに自ら皇居へ視察にやってきました。その後は箝口令(かんこうれい)が敷かれたまま本部長指揮事件として、特別警備隊の置かれている部屋に捜査本部が極秘で立ち上げられ、警視庁公安部も加わって捜査が進められました。今に至るまで、この事実は隠蔽され、本部内でも一握りの者しか知らされていません」(同)

 新潮の取材によると、徘徊していた中国人はその後、「警察的な観点から相当危うい身元の人物」だと判明したというのだから、まさに国家の安全保障を揺るがしかねない事件だったといえるようだ。

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