『やんごとなき一族』が首位に返り咲き、『ナンバMG5』上昇…TVerドラマ人気ランキング
#TVer #やんごとなき一族 #ナンバMG5
在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、昨年10月には月間動画再生数が初めて2億回を超えるなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVerではドラマが圧倒的に見られており、ドラマの見逃し配信需要がこのサービスを牽引していると言えるだろう。
しかしTVerにおける再生回数は基本的に非公表で、期ごとの番組再生数ランキングなどで一部が明らかになるか、あるいは新記録を打ち立てた時などに番組側が発表する程度。そのため、視聴率をもって番組が語られてしまう状況が長らく続いている。
そこで、TVerの総合ランキングを定点観測することで、視聴率とは違ったドラマ人気をある程度は可視化できるのではないか、と考えたのが本企画だ。総合ランキングでの順位に対しポイントを付け、合計した結果から日刊サイゾー独自の「TVerドラマ人気ランキング」をご用意した。今週は6月18日(土)~6月24日(金)までを観測した結果(1日2回、決まった時間に観測)をお伝えする。
『やんごとなき一族』と『ナンバMG5』が接戦
今回の結果は以下のとおり。
今回は『マイファミリー』など各局民放ドラマが最終回を迎え、放送中の作品数自体が減ったことで全体的に順位が上昇していることもあり、トップ15からトップ10にランキングを絞った。
前々回(6月4日~10日対象)に1位になっていた『やんごとなき一族』は今回見事に首位返り咲き。ポイントでいえば前々回よりも10ポイント上昇しているが、新しい話の放送日当日以外はTVerの総合ランキングトップ10内にずっとい続けており、納得の結果だ。『やんごとなき一族』は当初の放送予定から1週遅れてスタートしており、今回調査した6月18日~24日では主に16日放送の第9話が対象。6月30日に最終回(第11話)を迎えるので、まだまだ存在感を見せそうだ。
2位は僅差で『ナンバMG5』。もともとオリコンによるドラマ満足度ランキングでは第4話で1位となったのを筆頭にトップ3の常連で、6月24日に発表された最新ランキング(6月7日~13日対象)でも3位につけるなど評価が高い作品だが、ここにきてTVer総合ランキングのトップ10内滞在期間も伸びてきた。今週22日放送の第10話で最終回を迎えたが、29日にはエピローグ的な「全開バリバリでアリガト編」が放送されるということで、最後に首位奪取できるか、注目だ。
多くの4月期民放ドラマが最終回を迎えているが、中でも17日放送の第10話で最終回を迎えた『インビジブル』の落ち込みが目立つ。5位だった前回より30ポイントダウン。5月21日~27日の調査(20日放送の第6話が主な対象)では1位を取ったものの、そこからは右肩下がりとなっており、終盤の展開がいまひとつだったと言えるのかもしれない。最終回で首位になった『マイファミリー』とは真逆の結果だ。
次回はさらに作品数が減るため休止しようかと思ったが、当初の発表では7月スタートとされていたTBS日曜劇場『オールドルーキー』が6月26日から放送開始と前倒しになったため、思わぬ混戦が予想される。『オールドルーキー』は、クライマックスを迎える『やんごとなき一族』や『ナンバMG5』を上回ることはできるだろうか。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事