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ホリエモン、那須川天心VS武尊で「テレビ局の限界」が見えたと指摘

ホリエモン、那須川天心VS武尊で「テレビ局の限界」が見えたと指摘の画像1
YouTube『堀江貴文 ホリエモン』より。

 ホリエモンこと実業家の堀江貴文が20日、自身のYouTubeチャンネルを更新。格闘技イベント「THE MATCH 2022」で行われた那須川天心VS武尊の一戦を例に「テレビ局の限界」を指摘した。

 19日に開催された「THE MATCH 2022」でRISE世界フェザー級王者・那須川天心とK-1スーパーフェザー級王者・武尊の世紀の一戦が行われ、熱戦の末に天心が劇的な判定勝ちを収めた。

 当初はフジテレビがゴールデンタイムに放送を予定していたが、大会まで一カ月を切った5月末に「放送見送り」を決定。突然の撤退で大混乱が起きたが、地上波放送の消滅がABEMAのPPV(ペイパービュー)配信の売上を飛躍的に押し上げたようだ。

 大会後、ABEMAの親会社サイバーエージェントの執行役員・藤井琢倫氏が20日の会見で「PPVの売上は50万件以上」と公表した。PPVの一般価格は税込5500円だったので単純計算で売上は25億円以上となり、通例ならABEMAと大会実行委員会の折半となる。

 これに加えて、会場の観客動員数5万6399人でチケット売上が約20億円、スポンサー料5億円の収入があり、合計売上50億円以上という前代未聞のビッグビジネスとなった。

 動画では、堀江が今回の興行によって「テレビ局の限界」が浮き彫りになったと断言。ABEMAは莫大なPPV売上を記録し、大会実行委員会にも大きな利益をもたらしたが、無料で放送する地上波は「スポンサーからの収入しかないので、それ以上は(実行委員会に)支払えない。例えばスポンサー料が1億、2億あっても採算がとれない」と指摘した。

 当然、コンテンツを提供する側として利益が大きいのはPPV配信。堀江は「テレビ局がコンテンツを買い負ける時代になった」と語り、この流れは今後も続いていくと予想している。

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