『関ジャム』弾き語り特集、関ジャニ安田章大&ハナレグミのセッションが名演
#関ジャニ∞ #安田章大 #秦基博 #関ジャム #ハナレグミ #TENDRE
6月12日放送『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で行われたのは、「弾き語り」の特集。ゲストとして登場したのは、秦基博、ハナレグミ・永積崇、TENDREの3人だ。
今夜も遅くまでご覧いただき、ありがとうございました‼️
実演を交えながら魅力をたっぷり解説…弾き語り特集?
プロが選ぶ弾き語りの名曲や #サヨナラCOLOR セッションをもう一度✨https://t.co/iwPUle1s3n
— 関ジャム完全燃SHOW【公式】(テレビ朝日系)@kanjam_tvasahi) June 12, 2022
特に注目は、永積の出演だった。この人がテレビに出ること自体、すごくめずらしい。あと、3人には「冨田ラボのゲストボーカル」という共通点がある。TENDREは冨田ラボのニューアルバム『7+』に参加したばかりだ。
冒頭から3人の弾き語りメドレーから始まるという、贅沢な構成だった。秦「鱗」、TENDRE「hanashi」、永積「家族の風景」という順番。いきなり、「鱗」のサビから始まったのはドキッとした。そして、締めは「キッチンにはハイライトと~」と歌う永積の弾き語りである。キッチンにハイライトがある家庭が“どこにでもある風景”とは言えない時代になってしまったし、「フライパンマザー」という独特のフレーズに少し引っかかったりもするが、この曲の普遍性は決して変わらない。
当然、メドレーだけに一つひとつの曲の尺は短い。「3人、フルで聴かせて!」とわがままを言いたくなるようなプレミア感だった。
ハナレグミが全国どんな場所でも弾き語りをする意義
「バンドと弾き語り 歌声の違い」について説明したのは、秦だった。
「バンドがいると単純に楽器の音量が大きいので、歌声の細かいところまではなかなか聴こえなくて、むしろ、他の楽器に負けないよう“聴こえるように歌う”歌い方になるんですけど、弾き語りだと結構細かいところまで聴こえるんですよね。声がかすれたりとか、そういうところがかき消されないで済むっていうのはあります」(秦)
声だけではなく、ギターなど楽器の音色についても同様。繊細な音色を意識しても、バンドの音が重なってかき消されたり、音量で劣ってショボく聴こえてしまったり、意図どおりにいかなくなることは多い。そこが尊重される点は、弾き語りの良さだろう。
能楽堂やお寺、映画館のロビーなど、全国どんなところでもギター1本で回って演奏する永積は、弾き語りについてこう考えている。
「(会場が)バーとか飲み屋だったら、ステージがないじゃないですか。そこで演奏することによって、歌詞の内容や聴こえ方はまったく変わると思うんです。ライブハウスやホールは音響的にバッチリなんですけど、それ以外のものがないじゃないですか? でも、弾き語りはかなり日常に近いトーンなので、そこで歌うとそこに住む人たちの時間と自分の歌が重なり、曲にまた違うストーリーが生まれてくると思うんですよね」(永積)
奥田民生は広島市民球場、厳島神社、マツダスタジアムという大会場を選び、「ひとり股旅」と題した弾き語りライブを行ったが、そうではなく、オーディエンスの身近な場所で弾き語りすることで“日常に近い”パフォーマンスにする。つまり、自分だけに歌ってくれているような感覚になるのが、永積の弾き語りの醍醐味なのだろう。弾き語りは、演者と観客の真剣勝負という感じがする。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事