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フラット芸能

EXILE・黒木啓司がすっぱり引退”一般人”に戻ってもしがみつく人との違い

EXILE・黒木啓司がすっぱり引退!一般人に戻ってもしがみつく人との違いの画像1
EXILE・黒木啓司 公式インスタグラムより

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――EXILEのパフォーマー、黒木啓司が芸能界を引退するそうですね。6月10日に所属事務所が発表しました。

城下 7~9月に開催されるEXILEのドームツアーが終わった後、10月いっぱいで退社するそうですね。「年齢や体力の限界」とのことで、数年前から引退を考えていたとのこと。今、42歳。EXILEは基本的に歌って踊れて俳優もできるタレントを育てるグループではないんですよ。もちろん個々にさまざまな活動をしてはいますが、基本的にはボーカル、ダンスとそれぞれの専門性を高めてEXILE全体としてのステージをグレードアップさせる方針。

――そうなると、ダンスをするパフォーマーは年齢を重ねるとキツくなりますね。

城下 ツアーも年々キツくなるでしょうね。ドラマ、映画、舞台にも出たことがあるし、ローカル局のバラエティ番組に出演したこともありますが、それはそれほど話題になったわけではありません。そういうポジションの人なので、役者やタレント転身は難しい。振り付けなど裏方の仕事をする手もありますが、彼はスパッと芸能界を引退。

――これからどうするのでしょうか。

城下 2021年12月にモデルの宮崎麗果さんと結婚しました。宮崎さんには3人のお子さんがいるので、黒木さんはそのパパです。

――じゃ、ますますたいへん。

城下 宮崎さんは化粧品開発、美容コンサルティングなど5つの会社を経営する実業家でもあるんです。だからしばらく休んで今後のことをゆっくり考えたとしても、宮崎さんにしてみれば収入において困ることはありません。今後、宮崎さんの経営する会社をサポートをしながら、自分でもビジネスの勉強をして、まったく違う方向に事業展開することもできそうです。まだ先のことは決めておらず、新たな道で社会に貢献したいということですが、実業家転身は大いにありえますね。

――なるほど。引退してもまったく困らないわけですね。逆にいえば、だからこそスッパリ「引退」と言えた。

城下 恵まれた環境ではありますね。こうした潔い引退といえば、2018年に引退した安室奈美恵さんが記憶に新しいところです。安室さんは引退後、メディアにもSNSにも出ていません。めちゃくちゃ金を稼ぎましたし、お子さんももう成人してますし、何もかもやりきった感がありますね。あとは遊んで過ごしていればいい。

――たとえお金はあっても「やっぱり表に出たい、目立ちたい」という気持ちにならないものなのでしょうか。一度引退して戻ってくる芸能人って、収入の問題もあるでしょうが、そういう自己顕示欲の強さもあるように思うんですが。

城下 そうですね。一度引退を宣言しても小室哲哉さんや木下優樹菜さんのようにすぐに戻ってくるケースは多いですね。やはり辞めてしまうと、自分が自分じゃなくなってしまうように思ってしまうのかもしれませんね。

――木下のSNSやYouTubeを見ていると「注目されたい」という気持ちがものすごく強そうなことがわかりますよね! とりあえず黒木の第二の人生は安泰そうでよかったです。

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/02/24 11:56
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