川後陽菜、乃木坂46からフリーランス、そしてYouplusへ。「アイドル」としての原点とこれから
#アイドル #インタビュー #川後陽菜 #Youplus #乃木坂46
「とにかく市場調査力がすごい」
川後陽菜、プロデューサーたるゆえん
ーー川後さんといえば、乃木坂46時代から「川後P」(Pはプロデューサーの略)の愛称で親しまれていました。卒業してからもアパレルや日本酒のプロデュース業も行っていて、すっかりプロデューサーのイメージが浸透していますよね。
川後:もともとあだ名はなかったんですけど、ネット上でファンの方から「川後P」と呼ばれているのを知って、めっちゃいいあだ名をつけてもらったなと(笑)。自分からプロデューサーとして売っていったわけじゃなくて、周りがそれをさせてくれたというのが大きかったんですが、乃木坂46時代から深川麻衣さんなどメンバーをプロデュースさせてもらう企画を何回かいただいたりしました。
ーー“プロデューサーとして、普段から意識されていることはありますか?
川後:乃木坂46のような大人数のグループでは、それこそ自己プロデュースなしではなかなか自分のアピールができなかったので、メンバーの素敵だなと思ったところを真似したり、自分だったらこうするな、というのを考えながら活動していたところがあって。今でもYouplusのメンバーに対して「このメイク似合ってるよ」とか、「こっちのファッションがすごく合ってると思うよ」っていうふうに口を出してしまうんですよ。小さい頃から俯瞰して物事を見るような子どもだったので、生まれつきそういう性分なのかもしれません。
ーー川後さんの、人の特徴を捉えて、いいところを見つける視点が、プロデューサーとしても生かされているのかもしれないですね。
川後:あとは、小さい頃から“調べグセ”がハンパじゃなかったんです。小学生の頃に『ピチレモン』(学研プラスが発行していたローティーン向けファッション雑誌)の専属モデル(ピチモ)になりたいと思ってたんですけど、ピチモのオーディションはこの芸能事務所に入ったら受かりやすいんじゃないかっていうのも、全部ネットで調べてました(笑)。父がハマったものをとことん調べ続けるみたいな人だったので、影響を受けていたんだと思います。
今のお仕事でも、共演者が決まったら、その方の所属するグループの歴史とか出身地を徹底的に調べます。ラジオ番組に出させてもらったら、パーソナリティーの方がどんな人でどうやって人気になったのか、どういうファンがいるのかとかは調べますね。やっぱり一緒に仕事したときに、相手にいい質問ができたりしたら、お互いにとっていいじゃないですか。
ーー仕事でもそこまで徹底的にされている方って、なかなかいないですよね。
Youplusプロデューサー和田直希氏(以下、和田):川後がすごいなと思うのは、まさにそこなんですね。とにかく市場調査をしている。つまり、マーケティング力がすごいんです。例えばファッションのブランドにしても、めちゃくちゃ詳しいんですよ。Youplusで企業とタイアップするときもよく助けてもらっています。
それに加えて、自分のキャラクターの最適化がうまい。川後は自分が活躍できる“絶対領域”にちゃんといるんです。本当は一番前に出ていけるキャラクターだと思うんですけど、一歩引いて見ているところがあって。そのバランス感覚が面白いし、プロデューサーっぽいと言われるのはそういうところなんでしょうね。
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