川後陽菜、乃木坂46からフリーランス、そしてYouplusへ。「アイドル」としての原点とこれから
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乃木坂46を卒業後、フリーランスに転身、2021年には4人組ガールズグループ・Youplusのメンバーとしての活動をスタートさせた川後陽菜。自身もアイドルでありながら生粋のアイドルオタクとしての深い見識を持ちつつ、乃木坂46時代から「川後P」の愛称が示す通りプロデューサーの一面も発揮するなど、独自のポジションを確立してきた。
多分野で活躍する川後に、「アイドル」としての過去と現在の違いや、プロデューサー視点の根底にあるものについて聞いた。
「後悔してるからじゃないの?」と言われても
アイドルを辞めて困っている子の希望になりたい
ーーそれぞれ別グループで活躍していたアイドル4人からなるガールズグループ・Youplusですが、川後さんが加入することになったのは、元アンジュルムの中西香菜さんやプロデューサーの和田直希さんから誘われたことがきっかけだったそうですね。ガールズグループをやりたいという構想は、以前からご自身の中にあったのでしょうか?
川後陽菜(以下、川後):乃木坂46卒業後は、フリーでやっていこうと思っていたので、音楽の活動をやっていくというのは自分の中ではまったく考えていなかったんです。でも、コロナ禍でイベントが開催できなくなって、思うように活動ができない中で、同級生だった中西や友達の林田(真尋、元フェアリーズ)たちとYouTube限定ユニット『カオスピピス』をやってみようと意気投合して。そこからSEKAI NO OWARIのグローバル・プロジェクト「End of the World」のクリエイティブ・ディレクターでもある和田(直希)さんを紹介していただいたこともあって、音楽活動をしていくことになりました。
ーーアイドルを経験されてから、改めてガールズグループという形で活動することにためらいはなかったですか?
川後:すごくいいメンバーが集まったなって思ったので、「このチームでやっていきたい!」という気持ちのほうが大きくて、ためらいはなかったです。でも、やっぱり見ている方からすると「また同じアイドルを始めたのは後悔してるからじゃないの?」って思われていることも多いです。「アイドルのセカンドキャリア」をテーマにしているYouplusとしては、これからはそう思われないように成長していかなきゃなと思っています。
ーー「アイドルのセカンドキャリア」のテーマは、川後さんがアイドル時代から考えていたことだったんですか?
川後:いや、もうアイドルのときはアイドルだけで精一杯だったので、将来のことはまったく考えてなかったです(笑)。でも、やっぱりアイドルを辞めた子って、卒業後に目標設定がしづらくて、オファーされた仕事をこなすだけになってしまう方も多いと思うんですね。私も実際にフリーで活動するようになってからそこに気づいて、「アイドルのセカンドキャリア」をテーマにして活動したら、アイドルを辞めて困っている子の希望になれるんじゃないかと思いました。
Youplusを結成してからは、社会的なテーマとして「アイドルのセカンドキャリア」についての取材を受けることも多いですし、アイドルグループ時代と比べて自分たちの意見がダイレクトに反映されるので、環境はまったく違うなって思いますね。
ーー川後さんはどんなふうに変わりましたか?
川後:乃木坂46には13歳で入ったんですけど、最初は握手会やライブなど初めてのことだらけで、すべてが手探り状態でした。自分がいる場所への見え方が変わったのは、20歳でグループを卒業してフリーになってから。ずっとアイドルグループの中にいると、乃木坂46を外から見たイメージとかも全然掴めていなくて、実は辞めた後に「あそこはこう振る舞えば良かったな」とか「見せ方はこっちの方が良かったな」と思えることがすごく増えました。
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