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キンプリ冠番組『キンプる』が“パンク”寸前?「今すぐゴールデンタイムに移動すべき」

キンプリ冠番組『キンプる』がパンク寸前?「今すぐゴールデンタイムに移動すべき」の画像1
King & Prince

“ポスト嵐”とも呼ばれて久しい、ジャニーズ事務所のKing & Prince(以下、キンプリ)。彼らのメディア露出の拠点となるのが、冠番組『King & Princeる。』(日本テレビ系。通称『キンプる』)だ。

『キンプる』は、2021年に特番として2回放送された後、2022年1月に毎週日曜14時15分~の30分番組としてレギュラー化。そして、同4月からは毎週土曜13時30分~の60分番組としてリニューアルした。

 土曜昼という時間帯にも関わらず、出演者がかなり豪華なこと知られる『キンプる』。MCはあくまでもキンプリの5人だが、進行役として劇団ひとりがレギュラー出演。さらに、アンタッチャブルのザキヤマ(山崎弘也)がほとんどレギュラーのように毎回出演している。

「キンプリ、劇団ひとり、ザキヤマというラインナップは、ゴールデンタイムでも余裕で成立する豪華さですよ。みんな売れっ子ですから、全員のギャラやスケジュールを押さえる大変さを考えても、このメンバーで土曜昼の枠を担当するというのは通常では考えられません」(テレビ局関係者)

 6月12日放送回では「おしゃKing & Prince選手権~2022夏~」と題して、キンプリメンバーたちによるコーディネート対決ロケが放送された。そのロケには、劇団ひとり、ザキヤマに加え、コメンテーターとして若槻千夏も登場した。

「通常、コーディネート対決のロケなんて、専門家のスタイリストと進行役の局アナがいれば十分。にもかかわらず、バラエティーの主力タレントである劇団ひとり、ザキヤマ、若槻の3人が同行しているというのはかなり異例でしたね。このメンツであれば、スタジオトークだけでも十分にゴールデンタイムで成立します。正直、コーディネート対決ロケには“トゥーマッチ”なキャスティングなんですが、それだけ日テレが『キンプる。』に期待しているということでしょう。この番組を真の人気番組に育て上げて、キンプリを名実ともに“嵐レベル”にしたいのだと思います」(同)

 とはいえ、現在のジャニーズグループで人気No.1と目されているのは、キンプリではなくSnow Manだという。

「シングルの初動売上では、Snow Manがジャニーズ内ではトップ。Snow Manのメンバーは、それぞれがバラエティー番組への出演数も多く、しかも面白いので、一般認知度もどんどん高まっています」(レコード会社関係者)

 そのSnow Manも、毎週土曜13時~にTBS系で30分の冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(通称『それスノ』)を持っている。

「冠番組で比較すると、キンプリの方が盛り上がっている印象です。『それスノ』は、グループの人数も多く、本人たちがすでにバラエティ慣れしているからか、ゲストに関しては『キンプる。』ほどの豪華さはありません。ゲスト事情や放送曜日の違いもあるのかも知れませんが、放送中のツイート件数も『それスノ』より『キンプる』のほうが多い傾向にある(※)。そういう意味では、『キンプる』の“豪華路線”は成功していると言えるかも」(前出・テレビ局関係者)

(※)2022年5月21日(土)、22日(日)~6月11日(土)、12日(日)の各番組放送中のツイート数を集計し、平均数を算出。『キンプる』は約24,000ツイート、『それスノ』は約8,000ツイート(「ついラン」調べ)。

『キンプる』をベースにして、このまま“ポスト嵐”へと突っ走っていきそうなキンプリだが、不安材料もある。

「出演者のギャラを考えても、土曜昼の時間帯でこんな豪華な番組を作り続けるのは相当難しいですよ。だから、できるだけ早くゴールデンタイムに移動しないと、予算的にパンクして番組が作れなくなってしまう可能性もある。急に出演者がショボくなったら、“キンプリが落ち目になった”なんて思われかねないですしね。本当に日テレがキンプリを嵐レベルの国民的スターにしたいのなら、今すぐにでも『キンプる』をゴールデンタイムに移動すべき」(同)

 いずれにしろ、『キンプる』がキンプリの将来を占う番組であることには間違いない。今後の改編でどう動いていくのか、注目するしかない。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2022/06/15 21:19
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