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#週刊誌スクープ大賞
「病んだプーチン」暗殺計画とウクライナ侵攻の行く末
ところで、ウクライナ戦争はまだまだ終わりが見えないが、その中で、以前からプーチンロシア大統領の健康問題が取り沙汰されている。
戦争をしている中で出てきたフェイクニュースではないかと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。
ニューズウィーク日本版でウィリアム・アーキン(ジャーナリスト、元陸軍情報分析官)が、衝撃的な話をしているが、このスクープは、世界中を駆け巡っているようだ。
「ウラジーミル・プーチンは病んでいるようだ──そんな最新の分析結果が5月末に情報機関から上がってきて、ジョー・バイデン米大統領とその政権内部では、ロシア大統領の健康状態が大いに話題になっているらしい。
もちろん機密扱いの情報だが、プーチンは既に進行癌で、4月に治療を受け、どうにか持ち直したようだという。米情報機関の幹部3人が、本誌だけに明らかにした。去る3月にプーチン暗殺の試みがあったことも、この報告で確認されたという。
本誌への情報源は、国家情報長官室(ODNI)と国防総省情報局(DIA)の幹部、そして空軍の元幹部。いずれも匿名を条件に、本誌の取材に応えた」
そのために、「ロシアが核兵器の使用に踏み切るリスクは減ったとみている。『プーチンの支配力は強いが、もはや絶対的ではない』と、情報源の1人は述べた。『プーチンが実権を握って以来、これほど主導権争いが激しくなったことはない。みんな、終わりが近いと感じている』」という。
仮にこの情報が正しいとすれば、プーチン政権の崩壊は、次なる政権の誕生となるが、独裁政権を築いた彼の後は、誰がやってもより危ういものになるのではないか。
思えば、2月7日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と会談したとき、長テーブルが使われた。握手もしない抱擁もなし。
「5月9日の『戦勝記念日』。顔はむくみ、前かがみに座っていた。プーチンの健康状態とウクライナでの戦況は同時進行で悪化していた。米情報機関は、プーチンの健康状態が従来の推測よりも深刻であり、ロシアという国も同じくらい疲弊していると判断した。
その3日後、ウクライナの情報機関を率いるキーロ・ブダノフ少将がイギリスのテレビで、プーチンは『心理的にも肉体的にも非常に悪い状態で、病状は重い』と述べ、政権内にはプーチンを引きずり降ろす計画もあると語った」
プーチン暗殺計画もあったという。
「バイデン大統領とロイド・オースティン国防長官は口を滑らせ、ロシアつぶしの意図をほのめかしてしまったが、2人ともその後に慌てて撤回している。『プーチンが元気だろうと病気だろうと、失脚しようとしまいと、ロシアが核武装している事実に変わりはない。こちらがロシアをつぶす気でいるなどと、向こうに思わせるような挑発はしないこと。戦略的安定の維持にはそれが不可欠だ』と、このODNI幹部は付け加えた。
DIAの幹部も、プーチンが病気で死にかけているとすれば、それは『世界にとって好ましい』ことだと言いつつ、『ロシアの未来やウクライナ戦争の終結につながるだけでなく、あの狂人が核兵器に手を出す脅威が減るからだ』と説明した。『弱くなったプーチン、つまり盛りを過ぎて下り坂の指導者は、自分の補佐官や部下を思いどおりに動かせない。例えば、核兵器の使用を命じた場合とかに』
確かに、全盛期のプーチンなら閣僚や軍部の反対を押し切って思いどおりの決断を下せただろう。しかし傷ついたプーチンは『もはや組織を完全に牛耳ってはいない』ようだから、そう好きなようにはできないという。
『プーチンが病気なのは間違いない…が、死期が近いかどうかは臆測の域を出ない』。このDIA幹部はそうも言った。『まだ確証はない。こちらの希望的観測を追認するような情報ばかり信じて、自分の疑問に自分で答えを出すのは禁物だ。今もプーチンは危険な男であり、もしも彼が死ねば混乱は必至だ。私たちはそこにフォーカスしている。君も、備えは怠るな』」
たしかに、テレビで見るだけだが、最近のプーチンにかつての凄味はない。顔がむくみ、動きもぎこちない。どこか悪いことは間違いないが、それが、この戦争に吉と出るのか、凶と出るのか、まだわからない。
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