VTuberの不適切発言で運営会社が謝罪「ネットスラング」で炎上騒動が頻発
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eスポーツ業界でも「不適切発言」頻発
5月には、プロeスポーツチーム「REJECT」のSaRa選手がチームメイトのゲーム実況配信中に「お前、障がい者やろマジで」などと発言。不適切発言として所属チームが謝罪し、SaRa選手に対して12月末までの活動停止などの処分が発表された。さらに、同チームの代表が過去にTwitterで「ガイジ」などと、障がい者に由来するネットスラングを多用していたことも問題視された。
eスポーツ業界では、2月に女性プロゲーマー・たぬかなが男性の身長について「170(cm)ないと、正直人権ないんで」などと配信中に発言したことでも大炎上していた。「人権」という言葉を使ってしまったのが致命的だったが、ゲーム業界で「人権ない」は「ゲーム内でまともに立ち回れるだけの装備やアイテムがない」といった程度の意味でスラング的に使われていたため、こちらもローレン・イロアスと同様に無自覚だった可能性が高い。
また、Twitterでは東急ハンズの公式アカウントが今月12日に「ゴリラゲイ雨が来たらちょっと困るけど、ゴリラゲイ雨を見てみたい気もする」などとツイート。男性同性愛者を侮蔑する表現だと批判され、ツイートを削除した上で謝罪する事態となった。
これも「ゲリラ豪雨」の言い間違いから派生したとされるネットスラングで、当日は面白がってツイートした人が多く、Twitterで「ゴリラゲイ雨」がトレンドワード入りしてした。無自覚につぶやいていた人が大半だろうが、中には有名なゲイポルノの出演者を使った画像が一緒にアップされるなど「ゲイいじり」的な側面が見られた。
差別的な意図を含んでいた表現が歳月を経たことで単なるネットスラングやネットミームとして定着するケースは少なからずあり、特に10代・20代の若い世代はもともとの意味を知らずに使っていることが多い。そうした状況が不適切発言による炎上の頻発に影響している可能性は高そうだ。
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