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YouTubeやTikTokで見たあのかたつむりゲームがリリース前後から大騒動

YouTubeやTikTokで見たあのかたつむりゲームがリリース前後から大騒動の画像1

 6月8日に配信が開始されたスマホゲーム『最強でんでん』がいろいろすごい。実際にプレイしたことはなくても、YouTubeやTikTok上で広告を見たことがあるのではないだろうか。

 小島よしおやゆってぃーなど、お笑い芸人15組が登場する動画や独特のキモかわいいかたつむりが登場する動画広告が相当投下されていたあのゲームだ。これがゲーム性以外の部分でなにかと話題になっている。

巨額のプロモーション費を投じ放置ゲーの最強でんでん

 iOSとAndroidでプレイできる『最強でんでん』は、その名のとおりでんでん虫(かたつむり)がメインキャラのスマホゲーム。公式サイトでは、「グロからアドベンチャー」と表記されているが、ゲームジャンルとしてはいわゆる放置ゲーになる。

YouTubeやTikTokで見たあのかたつむりゲームがリリース前後から大騒動の画像2

 プレイヤーは弱小動物のでんでん虫となり、己を鍛え抜いて進化し、人類を含む全ての種族を超える『最強でんでん』になるというストーリー。デフォルメ系のキャラタッチが目を引く本作は、配信開始前の6月6日には事前登録者数が777,777人を突破したことを発表し、PS5が当たるキャンペーンも展開された。

 話題となったのはゲーム性以外の部分で、まずは動画広告。広告費としてかなりの巨額が投入されたようで、YouTubeやTikTokで何度となくお目にかかった人も多いだろう。中には「ゲーム内に実装されてるのか?」と思うような内容もあった。

 また、芸人15組を起用したプロモーション動画があったり、3D猫で話題となった新宿のクロス新宿ビジョンでの広告投下など、億単位の広告費が動いていることは間違いなさそう。

YouTubeやTikTokで見たあのかたつむりゲームがリリース前後から大騒動の画像3

 いったい、どんな会社が最強でんでんを運営しているのだろうと思い、調べてみた。本作は2012年に設立された、オンラインゲームの企画·開発·運営に特化した企業「QCPlay」によるもの。Webサイトを見る限り、秋葉原にオフィスを構えているようだ。

利用規約の個人情報の取扱いで騒動

 そして、配信開始の前日に話題となったのが利用規約について。かなり広範囲に個人情報を取得する内容になっていたからだ。一例を挙げると、ユーザーの銀行口座番号、クレジット/デビットカード情報および請求先情報、位置情報、QCPlayサイト利用時の行動履歴など。

 これに加えて、ツイッター連携時にもかなりのアクセス許可が行われるようになっており、こうしたある種最強の内容が一気に拡散され、SNSがザワつき始める事態に。この騒動を受け、QCPlayは「事実と異なる記載があった」と発表を行った。

 そして配信前日の6月7日にこれらの改定を行い、配信当日に公式サイトで発表する流れとなったのだ。だが、この一連の騒動も「プロモーションの1つではないか?」という意見が出ている。ただでさえ精査される個人情報の取り扱いについて、ユーザー自身の入力が必要な情報を自動で抜き取るスマホゲームは、App StoreやGoogle Playの審査が通らないと考えるのが自然だからだ。

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