フジテレビ「パワハラ自殺未遂」騒動、これから起こる下請け制作会社の“逆襲”
#フジテレビ #パワハラ #ポップUP
フジテレビのスキャンダルが続きまくっている。6月8日、編成制作局所属の社員が大麻取締法違反の疑いで逮捕されるトラブルが起きた。
「大麻で逮捕されフジ社員は、長くバラエティ番組を制作していて、芸能関係者とも関係が深い人物でした。そのため、彼をきっかけに芋づる式に逮捕されるんじゃないかと噂されています。本人は最近、自己都合で退社する予定で、フリーになってからはいろいろな仕事を予定していたようです。警察では交友関係なども調査しているようで、フジの社員の逮捕というだけでは収まらない、芸能界を巻き込んだ大事になりそうだと言われている」(スポーツ紙記者)
さらに、ほぼ同じタイミングで、朝の平日昼の帯番組として今年4月にスタートしたばかりの『ポップUP!』(フジテレビ系)にも陰湿なパワハラ騒動が報じられている。
6月9日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、フジテレビの社員である同番組のチーフプロデューサーが、制作会社のアシスタントプロデューサーに対し、常日頃から叱責するなどのパワハラ行為を繰り返していたという。その結果、アシスタントプロデューサーは2度の自殺未遂に至った。
「この記事は、パワハラの克明な内容までしっかりと裏取りした上で報じられているのですが、それもそのはずで、被害者のA氏に近い関係者からのタレコミだったと言われています。テレビ局の社員による外注業者でもある制作会社いじめは今も裏で横行していますが、被害者が自殺未遂をするほどここまで露骨なのもめずらしく、あってはならないものでした」(フジテレビ関係者)
こうしたパワハラが起こる背景には、テレビ局と制作会社の微妙なバランス感覚も関係しているというが……?
「これまでも、局の社員が制作会社のスタッフをいじめるなんてことはザラにありました。というか、いまでもキックバックを求めてくる社員とか、横柄な態度を取ったりいじめまがいの行為をしたりする社員は各局にいます。ただ、そういったパワハラが表に出なかったのは、制作会社は局からの仕事を受けなければ売上が立たなくなるため、泣き寝入りをしていたからです。
でも、最近では各制作会社がYouTube番組やネット配信、BSよしもとなどの仕事も請け負うようになり、局の言いなりになる必要がなくなっている。世の中がハラスメントに厳しくなったこともありますが、今回のフジの騒動も、昔ならば闇に葬られていた可能性は大です。今後もこういった制作会社いじめのパワハラは、週刊誌などにどんどん告発されることになると思います」(民放関係者)
『ポップUP!』内部の歪な権力関係は言語道断だが、もともと視聴率が低迷していた同番組は、今回の騒動で打ち切りが現実的になってきたという話も。
「実は、『ポップUP!』は立ち上げ時に体調不良となるスタッフが出ていて、局内では“呪われた番組”と言われていました。そもそも、前番組の『バイキングMORE』からスタッフ人数も減り、制作費もかなり少なくなったという話も聞きます。低賃金で今まで以上に働かされている外部スタッフの不満はかなり募っていたのでは。今回の騒動でかなりのスポンサーが離れることが予想されます。港浩一新社長になることで、早期の打ち切りもあり得ると噂されていますよ」(フジテレビ関係者)
こんなにスキャンダルが続いては、視聴者の心はフジテレビからますます離れていってしまうだろう。今月末に就任が予定される港新社長のもと、フジ内部の体質改善は進むのだろうか。
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