「DDTのプロレスはたすきをつなぐ駅伝」レスラーたちが見つけた唯一無二の場所
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先陣を切ってバカをやってくれる偉大なDDTの先輩たち
──こうしてそれぞれDDTと出会ったわけですが、みなさんが「DDTでよかったな」と思うのはどんなところですか?
MAO とにかく自由ですね。選手主導なので、やりたいと言えば、何でもやらせてくれます。だって「海外行きたい」ですらやらせてくれてますから。
勝俣 普通だったら、そんなに簡単には行かせてくれないからね。
MAO うん。あとは先輩がとにかく優しいですね。フランクな人が多いというか。
勝俣 普通の団体だったら、小嶋なんかバチボコいかれてるよ(笑)。
小嶋 笑
MAO あと、DDTは見ていて面白かったんですよ。やったら面白いだろうなと思ってたけど、実際にやってても楽しい。非常にクリエイティブというか、そこは大きいですね。
上野 特殊なこともいっぱいしているけど、みんな本当に団体が好きなんですよ。横に居る人も好きで、試合をする目の前の人も好きで、愛が多いなと思います。だからこそもっと頑張りたいと思えるし、本当にずっと楽しいですね。
勝俣 普通のプロレスラーじゃ経験できないことがたくさんやれてるよね。
MAO 先頭にいる人たちが先陣切ってバカをやってくれるんですよね。 社長だけじゃなく、団体のエースのHARASHIMAさんも(試合で)目隠しでブラを外したり、 そういうことを全力でやるさまを見てきたから、それが当たり前になってる。他団体に参戦したこともあるけど、どの団体の控え室にいても「あ、ここじゃやっていけないな」と思う(笑)。
勝俣 2人で他団体の控え室にいた時、浮いてたな俺ら(笑)。
──小嶋さんはいかがですか?
小嶋 DDTにはいろんなプロレスがあって、面白いプロレスもあるし、かっこいいプロレスもあるし、感動するようなプロレスもあるし…………あれ? なに話してたんだっけ?
一同 笑
上野 DDTの魅力についてだよ(笑)。
小嶋 あ、そうだ、僕がDDTに入ろうと思ったきっかけがそれなんですよ。本当に振り幅が広くていいなって。
上野 DDTの興行は「おもちゃ箱」とか「宝箱」とか言ったりするけど、本当になんでもありだからね。どうですか、竹下さんは?
竹下 僕がDDTで良かったなと思うことは、このThe37KAMIINAのメンバーと出会えたことですかね。僕らは仕事仲間ではあるけど、本当に友達なんですよ。これってたぶんレスラー同士ではなかなかないんですよね。
勝俣 ないよねぇ。
竹下 僕はほかの団体でデビューしてても、たぶんそれなりに活躍してると思うんです。でも、The37KAMIINAはDDTに入ったからこそできた縁だから、それは本当によかったなと思うところですね。
MAO 年が近い人たちでこれだけ固まれることは、ほかの団体をみてもあんまりないからね。
勝俣 あと、DDTはビッグマッチのエンディングで、メインの人たちも含めて全員でワイワイ出るんですけど、たぶん普通の団体だとあれはないんですよ。みんなで大会を成功させようと一致団結ができるのがDDTだと思うんですよね。他団体と比べるのは違うとは思うけど……。
上野 (他団体は)個人事業主たちが各々でやってる感じというかね。
勝俣 そうそう。
?25周年! 両国国技館のエンディングと言えば・・・
支度部屋で全員集合!DDTプロレスはまだまだ止まらない!https://t.co/Ke12ATAICO#JudgementDDT#ddtpro pic.twitter.com/wi1c8V2aYU
— DDT ProWrestling@ddtpro) March 20, 2022
竹下 それぞれがベストを尽くすというのは同じですけど、ほかは短距離走というか。100m走なら俺が一番早い、200m走なら俺が一番早いって、もちろんそこで戦うのがプロレスではあるんだけど、僕らはその上で駅伝なんですよ。たすきをつないでいる感覚はあるかもしれないですね。
勝俣 うん、それこそがDDTならではの魅力かなと思いますね。
<告知>
6月12日にさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで、DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの傘下4団体による合同興行「CyberFight Festival 2022」を今年も開催!!
『CyberFight Festival 2022』
2022年6月12日(日) 開場12:00 開始14:00
埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ
https://series.cyber-fight.co.jp/
★同大会は、2週間無料トライアル実施中の動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で独占生配信!
https://www.wrestle-universe.com/lives/q81vbzvm1WYCM3drcqN8hB
<プロフィール>竹下幸之介 (たけした・こうのすけ)
1995年生まれ、身長187センチ、O型。大阪府大阪市出身。高校在学中の2012年にデビュー。日本体育大学卒。KO-D無差別級王座最多防衛記録保持、2021年度プロレス大賞「敢闘賞」受賞など、DDTの未来を担う若き逸材として注目を集める。4月10日の東京・後楽園ホール大会の試合後に渡米し、現在は米団体「AEW」に長期参戦中。
勝俣瞬馬(かつまた・しゅんま)
1992年生まれ、身長167センチ、B型。千葉県柏市出身。2014年デビュー。レスラーのかたわら、SAUNACHELIN 2021にランクインしたサウナ施設「SeaSaunaShack」(千葉県館山市)の総支配人としても活動。熱波師、サウナ・スパ健康アドバイザー、サウナ・スパプロフェッショナル(管理士)の資格を持つ。
上野勇希(うえの・ゆうき)
1995年生まれ、身長174センチ、B型。大阪府八尾市出身。2016年デビュー。器械体操経験者であり、美しい空中技を得意とする。ドラマ『警視庁ゼロ係 シーズン5』(テレビ東京系)にも出演するなど、マルチに活躍中。竹下とは咲くやこの花高等学校の同級生。
MAO(まお)
1997年生まれ、身長180センチ、O型。宮城県大崎市出身。YouTubeに「中学生プロレス技やってみた」という動画を投稿したことをきっかけに、2015年デビュー。DDTの社長である高木三四郎選手を、社用車ではねるなど破天荒な試合が魅力。第74代KO-Dタッグ王者。
小嶋斗偉(こじま・とうい)1999年生まれ、身長177センチ、O型。埼玉県さいたま市出身。2020年デビュー。デビューを前に秋山準から直接指導を受けるなど将来を嘱望される。怪我による欠場明け復帰戦となった2021年11月3日に自力初勝利を挙げ、念願のThe37KAMIINA入りを果たした。
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