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EXIT兼近『24時間テレビ』マラソン抜擢も“犯罪歴”蒸し返され…日テレは覚悟の上?

EXIT兼近大樹『24時間テレビ』マラソン抜擢も犯罪歴蒸し返され…日テレは炎上も覚悟の上?の画像1
かねちーの爆走に期待(GettyImges)

 コロナ渦で強行した昨年に続き、今年も8月27、28日に放送が決定した『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)。

 先日には、YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」のメンバー、ジャニーズ事務所の二宮和也(嵐)、中丸雄一(KAT-TUN)、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、菊池風磨(sexyzone)の4人が、今年のメインパーソナリティに抜擢されたことで話題を呼んだ。

 さらに、6月2日放送の『THE突破ファイル』(同)内では、今年のチャリティーマラソンのランナーに吉本興業のお笑いコンビ・EXITの兼近大樹が選ばれたことも発表されている。

「『24時間テレビ』の“感動路線”に懐疑的な視聴者も増えた昨今、番組の“顔”となるチャリティーマラソンのタレントはネットであらぬバッシングを受けることも多く、選出が難しくなっています。ここ数年はコロナの影響でもあってリレー形式に変更していた中で、今年は久々に単独でのランナーになりますから、タレントが余計に悪目立ちして矢面に立たされることになりかねません」(民放関係者)

 兼近は前出の番組で、自ら立候補したことを明かし『塞ぎ込みがちな世の中というかね、暗いニュースも多いですし、そういう時に、いろんなところに明るい気持ちを届けたい』と意気込みを見せていたが……。

 案の定と言うべきか、兼近の抜擢には否定的なネットの意見も噴出している。

「兼近は、2019年に『週刊文春』(文藝春秋)の報道で、過去の“逮捕歴”が明かされました。この時もやはりネットでバッシングが起きましたが、兼近本人がハッキリ事実と認め、さらに窃盗容疑で逮捕(不起訴)されていたことまで告白。過去の過ちをオープンにすることで、現在のクリーンさをアピールし、むしろ好感度をアップさせるという離れ業をやって見せました。
 もちろん社会的には、兼近の罪は軽いものではなく、今回のチャリティーランナーの抜擢でもこの件がやはり蒸し返され、ネットがザワついています。ただ、こうした批判はもとより覚悟の上なのでしょう。兼近ならSNSで自身の言葉を発信・拡散する能力もありますし、うまく切り返せすことができるのでは」(同)

 一方、日テレがあえて兼近を選出した背景には、とある事情も関係していそうだ。

「日テレは、昨年末に名物特番の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ』の放送を中止しました。日テレサイドは否定していますが、BPO青少年委員会が『痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー』に関する見解を出したことが影響していると見られています。『笑ってはいけない』は、今年の年末も放送のメドが立っていない。そういった事情もあり、吉本に“忖度”して、いま最も売り込んでいる若手の兼近を抜擢したという話もあります。
 もっとも、日テレとしても今年の『24時間テレビ』をコア視聴率を獲得することに注力して番組作りをする予定なので、若者から支持を得ている兼近はうってつけの存在だったのでしょう」(民放関係者)

 今年の『24時間テレビ』はネットとのコラボをより強めた内容にし、視聴者の“若返り”を図っていくようだ。

「現在、民放テレビ局でダントツの視聴率1位を誇っている日テレですが、御多分に洩れず視聴者層は高齢化しています。そこで、看板番組の『24時間テレビ』で一気にネットとの親和を図っていくようです。裏テーマは“ネット時代の24時間テレビ”で、YouTube『ジャニのちゃんねる』とのコラボ企画をはじめ、SNSに強い兼近がTik Tokやインスタでマラソン風景を配信する企画もあるようです」(民放関係者)

 「いつまでやってるの?」と冷めた目で見られることもある『24時間テレビ』だが、兼近やジャニーズの面々の活躍で持ち直すことに期待したい。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2022/06/07 12:00
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