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『関ジャム』Snow Man岩本照、振り付けのセンスは天然? TAKAHIROとの“答え合わせ”が気になる

RADWIMPS野田洋次郎「みんなすごい歌詞聴きますよね」と苦笑

 昨年11月28日に放送されたのは、RADWIMPS・野田洋次郎への直撃インタビュー。作詞家・いしわたり淳治は、野田にこんな質問をぶつけた。

※この回のじっくりレビューはこちら

「『前前前世』のような今までになかったワードは、どこから生まれてくるのか?」

 野田はこう答えている。

「僕はただの詩人ではないので、詞だけでは書けなくて。『前前前世』も結局はメロディーと同時に、コードと同時に、あの歌詞が出てきて。なので、音に引っ張られ、音に助けられた。『このコードでこのメロディーだったらこうだよ』という、ものすごい手助けが来るというか。『その船に乗っける言葉、何だと思う?』みたいなお膳立てがあるので、そこでビビッとくる」

 同回、野田への質問が歌詞にまつわる内容ばかりだったのだ。

「みんなすごい歌詞聴きますよね。俺、全然聴かないから(苦笑)。バンド始めたときはライブやりたいし、歌わなきゃいけないから、しょうがなくレコーディング直前に書いて歌うみたいな感じでした」(野田)

 これは、同感だ。多くの人……特に若い世代は、歌詞を重要視しすぎなきらいがある印象。思い出すのは、2020年11月21日放送『まつもtoなかい~マッチングな夜~』(フジテレビ系)に出演した甲本ヒロトの発言だ。

「若い人は歌詞を聴きすぎ。僕らアナログ世代は音で全部聴いてた。だから、洋楽だろうがなんだろうが全部カッコ良かった。意味はどうでもよかった。ロックンロールはものすごく僕を元気にしてくれたけど、元気づけるような歌詞なんか1つもないんだよ。関係ないんだよ、そんなこと。“お前に未来はない”とか歌ってんだよ(笑)。“No future for you”(『God Save The Queen』セックス・ピストルズ)とか。それ聴いて、『よし、今日も学校行こう!』って思ったの。だから、関係ない」(ヒロト)

「しょうがなくレコーディング直前に歌詞を書き、歌う感じだった」と告白した野田。つまり、意外にも彼は理屈より感性先行で歌詞を書いていたのだ。一方、聴く側は“検証したがり”な人ほど歌詞に注目しがちな印象がある。そこに野田は悩み、アルバム『RADWIMPS 4』から次作『アルトコロニーの定理』リリースまでに3年半もの月日を要したそうだ。

 さて、繰り返すが「令和のジャニーズの振付のヒミツ」「山下達郎特集」「弾き語り特集」の3本が近日放送予定だ。その「近日」とは、いつなのだろうか? とんだ焦らしプレイである。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2022/06/05 20:00
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