トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 「胸クソ悪い」と賛辞続々

佐々木希、「健ちゃん」連呼の不倫役に「胸クソ悪い」と賛辞続々

佐々木希、「健ちゃん」連呼の不倫役に「胸クソ悪い」と賛辞続々の画像1
佐々木希(写真/Getty Imagesより)

 土屋太鳳主演『やんごとなき一族』の第7話が6月2日に放送され、ネット上では佐々木希の狂気じみた演技に「狂い方が秀逸」などと賛辞が相次いでいる。

 同作は、「Kiss」(講談社)で連載中のこやまゆかりによる同題漫画を実写化。実家の大衆食堂で働く主人公・篠原佐都(土屋)が、江戸時代から続く名家の次男・深山健太(松下洸平)のプロポーズを受け入れ、健太の父親で深山家当主の圭一(石橋凌)らから反対されながらも困難を乗り越えていくストーリーだ。

※以下、第7話のネタバレがあります。

 第7話では、佐都の妊娠が発覚する一方で、出自を隠していたことで圭一に見放されてしまった義姉・美保子(松本若菜)は、健太の秘書で、かつて健太のいいなずけだった泉(佐々木希)に接近。「健太さんの妻になりたくなぁい?」とけしかける。

 佐都の妊娠を知り暴走した泉は、健太の出張先の温泉にタオル1枚で登場。その後も、ベッドで寝ている健太にキスをし、「失敗してもやり直せばいいって教えてくれたのは、健ちゃんだよ」「健ちゃんのことが好き」「私たちやり直そうよ、健ちゃん」と迫る。さらに、環境大臣に就任した泉の父・隆(篠井英介)も、温泉掘削プロジェクトに許可を出す条件として、健太に「泉と結婚しなさい」と命じる……という展開だった。

 これまでしおらしかった泉が豹変したことで、ネット上では「佐々木希の狂った演技が秀逸で最高」「人形のような容姿が、狂気的な演技にはまってる」「佐々木希、演技とはいえ怖すぎ! 演技力高い」「やんごとなきの佐々木希、胸クソ悪い! でも、それだけ演技がうまいってことだよね」という書き込みや、現在、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に出演する佐々木に、「『カムカム』との役の振り幅がすごい!」と驚きの声も見られる。

 また、泉が健太に不倫を迫る展開や、「健ちゃん」の連呼など、夫のアンジャッシュ・渡部建を彷彿とさせるシーンが続いたことから、「渡部への怒りを演技に生かしてそう」「“不倫”と“健ちゃん”のコンボはさすがにかわいそう」と私生活と関連づける視聴者も散見された。

 佐々木といえば、これまで数々のドラマや映画に出演してきたが、過去には「大根女優」「棒演技」「顔はきれいなんだけど……」などと否定的な評価も少なくなかった。演技派でないことは本人も自覚していたようで、10年ほど前に筆者がインタビューした際、佐々木が「演技はそんなに……、私にはできないって思ってて。でも、これからは頑張ります」と本音で語り、慌てた佐々木のマネジャーから、このくだりを原稿に入れるなと頼まれたことがあった。

 そんな演技が苦手だった佐々木が特に評価されるきっかけとなったのは、2017年9月に配信されたウェブドラマ『雨が降ると君は優しい』(Hulu)だろう。野島伸司がセックス依存症をテーマに3年かけて書き上げた脚本を映像化したもので、佐々木は出会い系サイトで知り合った男たちと日常的に肉体関係を持つ人妻を体当たりで演じた。

 その後、18年4月期の連続ドラマ『デイジー・ラック』(NHK)で主演を務めたほか、今年は1月期の主演連続ドラマ『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)と『カムカムエヴリバディ』を掛け持ちするなど、女優としての需要が高まっている様子の佐々木。“日本を代表する女優”と呼ばれる日もそう遠くはないかもしれない。

鈴木紬(エンタメ系ライター)

元アイドル誌編集者。宮迫博之の焼肉屋「牛宮城」を誰かにおごってもらう日を夢見る芸能系ライター。芸能人のYouTubeやSNSのパトロールが日課。

すずきつむぎ

最終更新:2022/06/05 22:00
ページ上部へ戻る

配給映画